Prologue いつからこうなったのだろうか。目の前にいる、見慣れた顔の女はいつものように好奇心にかられた不敵な笑みを浮かべている。仲間なら、あのときなら、頼りがいのあるその笑みだったのに、今では背中が凍えてしまうくらい冷たく、冷酷で、恐ろしい。いつからこうなったのだろうか。その始まりはいつだったのか。今ではもう、わからない。その境を見付けてくれる者はいない。 「#ファンタジー」のBL小説を読むBL小説 BLove - ナノ -