僕はずっと彼女を見ていた。
たまたま神様に言われて、たまたま彼女を見たのがきっかけだった。神様も彼女を気にしていた。神様につかえていたときの僕は彼女をみてなんとも思わなかった。
彼女を孤独にしてはいけない。
彼女の手助けとなりなさい。
神様に言われた。
そして人間近づいた。
要らないと思っていた心に胸が締め付けられた。
涙が流れた。
苦しくないのに苦しくて。
息が止まりそうだった。
今、こうして彼女の隣にいられるのは何のお陰と言って喜んだり感謝はしない。
けれど神様にはお礼を言った方がいいのかもしれない。
彼女とあわせてくれてありがとう。
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