▼ 倒塔 「『倒塔』の主人公となった姫小松です」 「なぜ俺を無視してお前が先に話を始めるんだ。後輩だろ」 「僕の方が年上だけどね、九条さん」 「黙れ姫小松」 「怒る?」 「怒らない。面倒くさいし」 「じゃあ僕、自己紹介をするね! 僕の名前は姫小松です。独占欲が強くてヤンデレの設定らしいよ」 「……どこが?」 「うるさいよ」 「……(なんでこいつカッターを持ってるんだよ)」 「好きなものは林王ちゃん。欲しいものは林王ちゃん」 「それヒロインだろ」 「次は九条さんに自己紹介してもらおうと思うんだけど、九条さんにこのコーナーを譲るのが何か気にくわないんだよね。でも九条さんなら『面倒くさい』だけで終わらせちゃいそう。終わらせちゃいそうなんだけど、もともとこれって僕の自己紹介を目的にしてるわけだから九条さんって喋らなくてもいいんじゃないかな? むしろここにいなくてもいいよね。いなくていいのにどうして存在してるの? うわ、なんか九条さんの存在理由が気になる。ねえ、どうし、むぐぅ」 「黙れ。そして死ね。俺を見下すな新人。何様なんだよ」 「ぷはっ。ごめんね。色々と気にくわないけどごめんね」 「死ね」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 姫小松 まだ名字しか決まっていない主人公。物語でもこの子は名字呼び。独占欲が強くてヤンデレ。16歳。 「倒塔」 九条 悠 名前まで決まってるのに物語では全員が全員を名字呼びする。面倒くさがりで若干俺様的な部分がある。怒らせると怖い人。というか普通にしていても雰囲気が近寄りがたい人。15歳。 「基数世界」 2012/05/18 08:51 |
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