少年誌のお色気シーンを見てるのが彼女にバレたら…?

【おそ松】
「面白いぜこの漫画。お前も読んでる?」とあっけらかんと笑う。「やっぱりそういう綺麗な人が好きなんだ」「まあそりゃあね〜」わざとらしく拗ねて言ってみたのに相変わらず鼻歌交じりで漫画を読んでるおそ松は「お前も読んでみ?面白いから」なははって笑うと隣に座るように床をぽんぽんしてくる。隣に座って漫画を覗けば「な?面白いだろ?」にっと笑って楽しそうなおそ松に絆されそう。

【カラ松】
「い、いや違うんだハニー…!」両手をこちらに突き出し否定するカラ松に、何が違うのと聞けば「オレがスキなのはこっちのナイスガイだ。カッコイイだろう?」とお色気キャラを腕で隠しながら別のキャラを指差す。ダラダラと汗をかいてるカラ松に、こっちは?と腕を退かし見ようとするけど「それはいけないハニー。ダメだゼッタイ」途中からはカッコつけるのも忘れ意地でも見せてくれない。

【チョロ松】
「え、ぼぼぼ僕は何も見てないけど?」勢いよく漫画を閉じたチョロ松は目線が泳いでる。そんなチョロ松が「…じじ実はこのページ見てたんだ」と慌てて開いたのは怪しい健康器具のページ。「そろそろ身体でも鍛えようと思って」力こぶを作ってみると改めてそのページを読み始める。だけどたまに「そうだよ!エッチなやつ読んでたよ!しょうがないだろ載ってたんだから!」と逆ギレする時もある。

【一松】
そっと一松の隣に行くと気配に気付いた一松から気のせいなのか普通じゃない耳が出てきて毛が逆立つ。無言で漫画を閉じた一松を気にせずに先程のページを再び捲ろうとすると「おれが悪かったですすみません」と一松が漫画を押さえながら頭を下げる。「…これ、きみに似てるから……とかじゃだめですよね」ぽつりと呟いた一松とは視線は合わないけど顔真っ赤だからどうやら本当らしい。

【一松A】
気のせいか、普通の耳じゃない耳が出て毛が逆立った一松は漫画を自分の前に置いて「おれごときがすみません」と土下座する。額を床につけている一松に、何の事かと聞けば「いやあのおれ…きみというものがありながら負けてしまって……」おずおずと漫画を差し出してくる。漫画だし気にならないよ?と言えば「天使か!?天使なのか…!?」有難そうに両手を合わせた一松に泣きながら拝まれる。

【一松B】
普通の耳じゃない耳が出てきて毛が逆立った一松は「いや、あの…これはその……」視線を逸らしてもごもご言ってるけど意を決したように「すみませんでした…!!」と床にへばりつき土下座する。気にしてないよと言っても「おれが気になるから」と頑なに顔を上げてくれない。そんな一松に困って「どうしたら顔上げてくれる?」「一松くんのバカって言って」おずおず言ってみたら「…ありがとうございます」って顔上げてくれたものの満足げに泣いてて感情が忙しそう。

【十四松】
「あはははは!!」真っ赤な顔で笑う十四松を横目にお色気キャラのセリフを棒読みで読むと「ま、待って!!」と両手を口元に当てられ止められる。口を押さえてきたまま「きみが言うのはなんかダメ!」「だってなんかエッチな感じがしない?」声が大きくなった十四松は「ぼくが大変なことになるから!だから読まないでね!?わかった!?」丸い目で見てきて、わかったと頷くまで離してくれる気配はない。

【トド松】
「…見た?」気まずそうにそっと漫画を閉じたトド松は「兄さんたちが面白いって言うからどんなものかと思って」あははって頭を掻きながら「キミがスキなのはこの漫画だよね?読む?ボクが先に読んじゃったんだけど面白かったよ〜今回も」っていつも以上に饒舌。そんなトド松をじーっと見ながら、さっきのはどうだった?と聞けば「……面白かったです」目をぎゅっと瞑りながら低い声で答える。


[ 62/93 ]

[*前] | [次#]

[目次]

[しおりを挟む]
[top]



×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -