一緒にクリスマスの飾り付け

【三井】
一緒に折り紙を折って切ってと雪の結晶を作っていたら三井が手元をじっと見てくる。「折り方分からない?」「そうじゃねーけどよ。お前って指長いよな」ふと三井が呟くから、そうかな?と三井の手を取って比べたけど三井はすぐにハッとして「いや雪作るんだろ」と手を離す。するとそれからは時折頭をガシガシ掻いては真面目に作ってるから面白いし、そんな三井を見てたら「…お前こそなんだよ」と赤くなった顔をしかめる。

【木暮】
ツリーにオーナメントを付けようとしているのに上手く引っ掛けられないでいたら「そんなに難しいか?」と木暮がハハっと笑う。すると木暮は「こっちはオレがやるからお前はこっちを頼む」とモールを渡してきたけど、手が触れるから木暮の顔は赤くなっていく。先輩、顔赤くてこのオーナメントみたいと指さすと「…びっくりしたんだから仕方ないだろ。揶揄わないでくれ」はぁーっと息を吐いた木暮が眉をひそめて手で顔を覆ってる。

【木暮A】
箱からツリーを引っ張り出してたら「お、おい。無理するなよ」と木暮が心配そう。「オレが箱を持つからお前は引っ張ってくれ」そう言われたから思いっきり引っ張ってみたら勢い余って転びそうになるけどすぐに木暮が腕を引いて助けてくれる。「大丈夫か?逆の方が良かったのかもな」眉をひそめて笑った木暮が「どこも痛めてないか?」とはにかむけど顔が赤い。

【宮城】
ベランダにある小さな植木鉢の木に電飾を巻いたけど昼間だから光っているのかよく見えなくて覗き込んでたらふっと吹き出した宮城が「また夜になったら見ようぜ」と立ち上がって頭をぽんぽんする。それから暗くなったから明かりをつけて見ていたら「…なんでオレのこと待っててくれないんだよ」と唇を尖らせる宮城は次の瞬間には笑って「はい、ココア」とマグカップを渡してくれるし、「寒くない?」と頬を染めながら一緒に毛布にくるまる。

【桜木】
ツリーのてっぺんに星を飾りたいのに届かなくて、花道くんいい?と頼んだら「ぬ?」とこちらを見ていた桜木がポンと手を叩く。すると後ろから脇の下を掴まれ抱っこしてきた桜木が「どうです?これで届きそうですか?」と自慢げに笑う。届く…けど花道くんにしてもらおうと思ったと恥ずかしくて両手で顔を覆うと「それは失敬失敬」と桜木はすぐに下ろしてくれて星を飾ってくれるけど「こ、こんな感じでどうすかね?」とこちらに振り向いた顔は真っ赤。

【流川】
雪だるまのぬいぐるみを置いてみると流川がツンツンとつついてる。流川くん何してるのとぬいぐるみを抱きしめると「いや、つい…」と流川はバツが悪そうに顔を背けるけど彼女がぬいぐるみをずっと抱きしめてると横目で見てくる。「…それどうするんだ?」「夜 一緒に寝るの」「ほう、なるほど」顎に手を当てた流川が何故か抱きしめてくるから驚いてたら「オレも一緒に寝ようかと思って」フッと笑って肩に顔を埋めてくる。

【水戸】
みんなで集まってクリスマスパーティーの飾り付けをしていたら「…あ、そういや飲み物ないんじゃねーの?」と水戸が思い出したように口を開く。「オレ買って来るからなまえちゃんも行こうぜ。ほら、上着着て帽子被って」テキパキと外に出る準備をさせられて一緒に買い物に行った帰り道、「付き合わせてごめんな。でもこうでもしないと2人になれない気がしてさ」困ったように笑った水戸と、自販機で買った飲み物を片手に公園で少し話をしてからみんなの所へ戻る。

【水戸A】
壁に装飾を貼り付けてる時に、曲がってない?と聞くと「うーん、もうちょいこっち」と離れて見てる水戸が指示を出してくれる。「こう?」「いやそうじゃなくて…」近づいてきた水戸が「多分これで大丈夫」と代わりに貼り付けてくれたからお礼を言うと「どーいたしまて」にっこり笑うと壁に手をついた水戸に唇を奪われる。「…不意打ちやめて」「じゃあ次からはちゃんと言うよ」ふっと表情を緩めると「もう1回していい?」困ったように、だけど楽しそうに笑って聞いてくる。



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