彼女が露出の多い水着を着ていたら…?

【三井】
「…あー、のよ、どうしても今 泳ぎたいか?」横を向きながら頭を掻いてる三井。「そんなことはないけど。何か用事?」「そうじゃねぇけどよ。また空いたら来ようぜ」三井は来たばかりなのにそそくさと帰り支度をしてるから手伝いながらも、でもせっかく水着新しいの買ったのになぁと呟けば「だからそれを見せたくねぇんだから仕方ないだろ」小声で早口で言った三井は顔が真っ赤になってる。

【木暮】
「……い、行こうか」全く目が合わない木暮を不思議に思いながらも腕を組もうとすると「わぁぁ!?」と声を上げた木暮が真っ赤。「どうしたの?」「…君の水着が大人っぽいから緊張してるんだ。情けないよね」視線を逸らして答える木暮は耳が赤くて「だけど可愛いよって言いたかったんだ。似合ってるね、なんて」頭を掻きながら見てきたけど目が合った瞬間お互い勢いよく目を逸らしてしまった。

【宮城】
「ちょ、それはダメだって!」目を丸くした宮城は自分の荷物を漁り「頼むからこれ着て」とシャツを差し出す。「え〜」「俺がえ〜なんだけど」わざとらしく溜息つくと困ったように笑った宮城は「まあ…その、可愛いから勿体ないのも分かるけどさ」耳を赤く染めつつ半ば無理やり着せたはいいけど濡れたシャツが透けるから「……シャツ、次からは白はダメだな」と呟きながら彼女に覆いかぶさってばかりいる。

【流川】
じっと見てくる流川は何も言わないからいたたまれなくて、変かな?と聞いたら「水着それだけなのか?」と流川がぽつりと呟く。「そうだけど?」「そうか」首を傾げつつ返事をすれば、流川が手を繋いでくるとどんどんと端の方へと進んでいく。どこ行くのと尋ねると「こっちの方が人が少ないだろ」と振り向いた流川が「…いやなんでもない」繋いでない方の手で自分の口を塞いで視線を逸らす。

【水戸】
「可愛いじゃん」ふっと笑った水戸が顔を覗き込んできたから恥ずかしくなって、ありがとうと顔を逸らしたけど「そういう所も可愛い」とやっぱり目を細めて笑う水戸に腰を抱き寄せられる。「…暑いよ」「海に入れば一緒だよ」そのまま海に入ると水戸は彼女から離れないし、「何かあった?」「…あー、あっちの方。人が少ないなと思ってさ」なんだかんだ彼女にはバレない程度に視線でも牽制してる。



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