好きな子から手作りクッキーを貰ったら…?

【おそ松】
「こんなんで俺の胃袋掴もうたってムリだから」ケラケラ笑う両片想いのおそ松に味の感想を聞けば「お前味見してないの?」と顔を覗き込まれる。「…したけど心配で」「ふーん」静かになったおそ松は「じゃあお前も今食えばいいじゃん」と食べさせてくれたけど唇に手が触れるから「…美味しい」「…だろ」って目も合わせられなくなる。

【カラ松】
「お前がオレに?このクッキーをくれるのか?」聞き返してきたカラ松に、そうだよと答えればクッキーを掲げたカラ松が「ワオワオワーオ!」と声を上げる。「…大したものじゃないから」「お前にはそうだとしても、オレにとっては大したものだからな」目を細めて笑うカラ松が「…でも悪い。ちょっと騒ぎすぎたかもな」と眉を下げる。

【チョロ松】
「手作りクッキーって美味しいですよね。僕も前に作ったことあるんだ」いつも以上に饒舌で早口なチョロ松が表情が緩んでる。そんなチョロ松を見ていたら「次は僕が作ってくるね」とチョロ松が笑う。だけど次の瞬間には赤くなった顔をふいっと逸らして「…あ、あれ、おかしいな。なんか、君の方が見れないや……」と顔を拭う。

【一松】
「……え、 」と固まって動かなくなった一松に、ごめん手作り嫌だった?と聞くと「…いやなんでおれなんかにくれるのかと思って」と顔を背けられる。「美味しく出来たから食べて欲しくて」「いやでも…」と疑り深い。「いらない…?」「いる…けど」おずおずとようやくこちらを向いた一松が「というか嬉しいですから、普通に」と頬を染める。

【十四松】
「これぼくに?いいの?やったー!」嬉しそうに笑いながらクッキーを両手で持った十四松はクッキーをじーっと見てる。だけど眺めてるだけで食べそうにない。「食べないの?」「た、食べる!」ハッとした十四松は「美味い!」と何度も言いながらすぐに完食すると「…あ、なくなっちゃった」と空の容器を見て、困ったように笑う。

【トド松】
「キミってクッキー作れるんだ、すごいね」と感心した様子。「簡単だよ」「そうなんだ。ボクは作ったことないからなぁ…」しみじみとクッキーを見ているトド松に、今度一緒に作る?と聞けば「え、いいの!?」と顔を上げたトド松がガッツポーズしてる。だけど目が合うと「…あ、これはなんでもないから!」とそそくさと手を仕舞う。



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