もうすぐホワイトデー

【おそ松】
「俺お返しとか全然わかんないから」チョコを渡した時にもそう言っていたおそ松はテレビのホワイトデー特集を見て「…俺本当にお返しとかわからないから」と呟く。「お返し欲しいわけじゃないからいいよ」「…そういうわけにもいかないだろ」何やらもごもご言ってるおそ松は「俺だってお前に喜んで欲しいんだけど」と赤い顔して唇を尖らせる。

【カラ松】
「ハニー、14日は何の日か知っているか?」顎に手を当て何故かカッコつけるカラ松に、ホワイトデーだねと笑うと「そうだ。オレがハニーにお返しをする日だ」とカラ松もフッと笑う。「お返しってことはスキって言ってくれるとか?」「…え!?」固まったカラ松は「…それはまだわからないがそうかもな」と尻すぼみに言って横を向く。

【チョロ松】
ホワイトデーのお返しの意味知ってる?と突然聞くと「…へ、へー。意味なんてあるんだ」と本を読んでたチョロ松が震え出す。「色々あって面白いよ」「そ、それって例えば?」ガクガクしてるチョロ松にキャンディは君が好きと言えば「なんだ。それなら良かった」と胸を撫で下ろすけど「え!?す、好き!?」と顔を真っ赤にして慌て出す。

【一松】
猫を撫でてた一松がカレンダー見て「あ、」とふと呟く。「どうかしたの?」「いやもうすぐホワイトデーだなって」猫に視線を戻した一松は息を整えると「…お返し。用意するのはこれからなんだけど良かったら貰ってくれたりします?」小さく呟くから、もちろんと答えると顔上げた一松が「……それは、どうも」と頬を染めて視線を逸らす。

【十四松】
じーっと見られているなと思っていたら「きみって欲しいものって何かある?」と首を傾げた十四松が口を開く。「んー、特にはないかな」「本当になんにも?」顔を覗き込んできた十四松は「ぼくホワイトデーのお返しできみのこと喜ばせてあげたいから遠慮しなくていいよ」楽しそうに笑いながら、耳に手を当てコソコソと話す。

【トド松】
「…14日って空いてる?」スマホ片手にトド松に聞かれて「空いてるけど何かあるの?」「じゃあどこか行く?」とスマホから視線が離れないまま誘われる。いいけどデート?とスマホ覗き込めば「はぁ?違うし。というか勝手に見ないでくれる!?」と顔を真っ赤にするトド松が隠した画面にはホワイトデーのデートプランが載ってた。



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