「私のこと好き?」と聞かれたら…?

《照れる六つ子》

【おそ松】
「言われないとわかんないの?」と読んでた漫画から顔を上げるから、わかるけど言われたいと答えれば、溜息ついたおそ松が「好き」と一言だけ呟く。もう1回言ってと頼んでも「やだ」と言うだけで言ってはくれないし、恥ずかしかったのか耳が赤くなってる。

【カラ松】
「ハニーのこと?スキだぜ」とすぐに答えてくれる。だけど彼女が首を傾げていたら「足りないか?ハニーがスキだ、愛してる、大好きだ」と何度も言ってくれるけど、段々と照れていくカラ松は「…スキだからな」と最後にもう一度言うとそれからは言ってくれない。

【チョロ松】
「す、すすすす…す」としか言えないのに顔は真っ赤。それでも彼女がチョロ松が言うのを待ってくれてると何回か深呼吸を繰り返して「す…好き、だよ!」とようやく言える。やっと言えたねと笑えばチョロ松も「好きすぎるのも考えもんだね」と真っ赤なまま笑う。

【一松】
「まあそりゃ一緒にいるわけだし…」と猫と遊びながら答える一松に、一松の言葉で聞きたいと言えば「…えーほんとに?」と目線が猫から彼女に移る。そんな一松をじっと見つめれば「すきだよ。おれのことだけ見ててほしいって思ってるから」と途中で目を逸らされる。

【十四松】
「すきだよー!」と彼女を抱きしめるけど、恥ずかしくなったのか突然離れると「あっはは!照れるねこれ!」と袖で顔を隠す。その後は彼女を見る度に口パクで『すき』と言うものの物足りなかったのか「なまえちゃんすっげーすき!」と照れ笑いしながら叫ぶ。

【トド松】
「…スキだけど?」と照れて怒ったように言う。照れてるトド松を揶揄えば「ボクにだけ言わすのズルくない?キミはどうなの?」と仕返しするけど彼女がトド松が好きと答えると「ふーん、そうなんだ……」とトド松が赤くなってしまうから仕返しにはなってない。


《照れさせてくる六つ子》

【おそ松】
漫画から目を離し彼女をじっと見てきたおそ松は、彼女が目を逸らすなり「好きだぜ。お前のこと」と楽しそうに笑う。ありがとうとお礼言いつつも彼女が目を合わせてくれないでいると「お前はどうなの?俺のこと好き?それとも大好き?」と頬杖ついて彼女のこと見つめながら答えてくれるのを待ってる。

【カラ松】
「ハニー、スキだぞ」嬉しそうなカラ松は「昨日よりも今日の方がもっとお前のことをスキになってるな」と腕組みながら笑う。するとそのまま彼女の顔を覗き込むと「お前もそうだと嬉しいんだけどな。オレは毎日何回言っても足りないくらいに好きだからな」とちゃんと伝わってるかを確認する。

【チョロ松】
「好きだよ」さらっと言ってくれるから驚いて何も言えずにいたら「聞こえなかった?」とチョロ松が眉を下げる。聞こえてたけどびっくりしてと呟けば、「僕の君への想いなんてバレバレだと思ってたからちょっと残念かも」と困ったように笑ったチョロ松に「本当に、君のことがとっても好きだよ」と耳打ちされる。

【一松】
「まあ、すき、ですね」猫と遊びながら呟く一松は、彼女をちらりと少しだけ見ると「こいつのこともすきだけど。こいつへのすきとは違ったすきだから」と猫を連れて彼女に近寄る。彼女の隣に来ると「…よかったらこれからもおれといてくれたらいいな、なんて思ってる」とはにかんで笑って彼女の手の甲に触れる。

【十四松】
「すきに決まってる」と何度も頷きながら彼女を抱きしめる。片手で彼女を抱きしめたまま「きみのああいう所がすきだし、あとこういう所もすき!」と袖の中で指折り数えてるらしい十四松は、自分の腕の中で赤くなってる彼女を見ると「それにそういう所もすき」と笑って彼女の頭にキスする。

【トド松】
溜息をついたトド松は「スキに決まってるでしょ」と言いながら、背中合わせに座っていた彼女に体重をかける。重いよと笑う彼女なんて気にせずに「ボクのキミへの想いはこれどころじゃないくらい重いから。見くびらないで欲しいんだけど」とわざとらしく再び溜息をつくと楽しそうに笑う。



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