彼女が露出の多い水着を着ていたら…?

【アッくん】
「おー、水着可愛いじゃん。似合ってる」アッくんが笑ってそう言うから、嬉しいながらも彼女が照れてしまうとアッくんもつられたのか赤くなっていく。「お前真っ赤だな」「アッくんだって」「……だよな、かっこわりぃ…」と呟くアッくんに、アッくんはいつでもかっこいいよ?水着姿もかっこいいしと伝えれば「…オマエ、男に軽々しくそういうこと言うなよな。帰したくなくなる」と更に小さく呟いたアッくんは、一つ深呼吸すると「せっかく来たんだからそろそろ海入るか。泳がないと勿体ねぇしな」と笑って彼女の手を引っ張るとそのまま砂浜走って一緒に海に飛び込むし、海の中でもしばらく彼女と手を繋いだままでいる。

【タクヤ】
「ダメ。露出多すぎ」彼女を見た瞬間にそう呟いたタクヤは、彼女の腕を引いて荷物がある所まで戻る。そして「ちょっと待ってて」と彼女の腕を掴んだままもう片方の手でカバンの中を何やらゴソゴソしてお目当ての物を見つけ出すと「これまだ着てないやつで綺麗だから。だからさ、着てくれない?」と自分の着替えの服を渡す。だけど、でもそうするとタクヤが着るものがなくなるでしょと彼女が断るから「オレは別にいいから。さっきの服もあるし」と彼女の首に半ば強引に服を通せば「…なまえが変な目で見られる方が嫌なんだよ、オレは。なまえは可愛いからさ」と耳元言いつつ、「だから早く服着て」と彼女に服に腕を通すよう促す。

【山岸】
「オマエもそういう水着着るんだなー」と言う山岸に、どういうこと?と尋ねれば「だってそういう派手なのとかって苦手じゃねぇの?オマエ」と不思議そう。それ聞いて彼女が真っ赤になると「どうした?違った?」と山岸が顔を覗き込んでくるから、あってる可愛い?と彼女がぽつりと言えば「そりゃもうめっっちゃくちゃ可愛い」と即答。嬉しくなった彼女が、山岸にそう言われたくて頑張ったからよかったと笑うから「いや、そんな可愛いこと言われたら離してやれねぇんだけど」と笑って彼女の指先をきゅっと握る。だけど少ししたら「…なぁ、一応Tシャツだけでも着とかねぇ?他の奴に見せるの勿体ねぇし」と山岸は唇尖らせてる。

【マコト】
彼女をじっと見るなり動かなくなるから、マコト?と名前を呼べば「…お、おう!?どーした!?」とやっと動き出す。水着似合ってないかな?と聞けば「いや似合ってるんじゃね」と彼女から少し視線を逸らしながら頬を掻いて「つーかよー、」と何かを言いたそうなマコト。そんなマコトを彼女が首傾げて見てると、マコトも改めてちゃんと彼女を見る。すると周りの男どもが彼女のことを見ているような気がして(しかもエロい目で)、「可愛いなまえは誰にも見せてやんねぇ」と突然彼女を抱きしめる。だけど彼女が驚いてることに気付くと「…わりぃ!!突然!」と彼女を抱きしめる力を緩めて「……オレちょっと離れとくわ」と彼女からも距離をとる。

【三ツ谷】
早く海行こうと三ツ谷の腕を引っ張る彼女に「…おー。その前に日焼けしないようにこれ着て」と自分の服を渡す。ダボダボだ〜と自分の服を着て笑う彼女を見ると満足げな三ツ谷に「よし。じゃ、行くか」と手を引かれて一緒に海に入る。三ツ谷と浮き輪でぷかぷか浮きながら、自惚れたこと聞くけどもしかして他の人に私の水着姿見せたくないからだったりする?と耳打ちして聞いてみると「そりゃまあ」と少し横向いた三ツ谷の耳が赤いから、可愛いと呟けば「…可愛いのはオマエ。水着、よ〜く似合ってる」とはにかむ三ツ谷にキスされる。その後は、彼女が使う浮き輪に掴まる三ツ谷が「あー、オマエのこと、オレの姫さんは可愛いだろって見せつけたいけど見せたくねぇ」と浮き輪に突っ伏して悶々としてる。

【千冬】
「水着ってそれ!?」水着姿の彼女を見るなり驚く千冬を不思議に思いながら、そうだよと返せば「…そっか〜」と千冬が頭を抱えてその場にしゃがみ込む。そんな千冬に、もしかして似合わない…?と恐る恐る聞くと「いや似合ってる、めちゃくちゃ。めちゃくちゃ可愛い、マジで」と顔を上げた千冬と目が合うけど、再び彼女の水着姿を正面から見た千冬は段々と顔が真っ赤になっていって視線を逸らされてしまう。千冬の隣に屈んで、ありがとう嬉しいとお礼言うと「なんだよそれ。別にお礼言うことじゃないと思うけどな」と千冬が真っ赤な顔して笑うから、好きと口から漏れてしまうと「…オレも好き。大好き」と口元隠れて見えない千冬にじっと見つめられる。

【直人】
「何なんですか、それは」溜息をつく直人に、水着だけど…と答えれば「そんなことは分かってます」と一蹴されてしまう。だけどよく見ると直人の耳が赤くなっているから、可愛い?と詰め寄ると「…っ、可愛い……です、から退いてください!」と直人が真っ赤になる。へー、こんなのが好きなんだ〜と更に近付いて行って揶揄うと「……やめてください。ボクだって男だからキミに触れたくなるでしょう」と直人は彼女をなるべく見ないようにと目を細めて顔を背けるから、ごめんなさいと謝って退くと再び溜息ついた直人がふっと笑って「せっかくの海なんだから楽しまないと勿体ないですよ」と平然を装い手を差し出すけど、それ以降も出来るだけ彼女の水着姿は見ないようにしているのか顔ばかり見てくる。

【ココ】
「おー、可愛いんじゃねぇの、水着」さらっと可愛いと言ってくれたのが嬉しくて、でもちゃんと聞いてなかったのが勿体なかった気がした彼女が、もう一回言って!と頼んでも「言わねぇ」という言葉通りココは可愛いとは言ってくれない。「言って」「言わねぇ」「言って」「言わねぇ」そんなやり取りを何度か繰り返していたら「はいはい、可愛い可愛い」とココが頭ぽんぽんしてきたから、頭押さえてもう一回と呟くと「オマエ欲しがりすぎ」とココが舌をベッと出す。えーと言いながらも波打ち際に向かってる彼女の後ろ姿を見ながらココは「…可愛いぜ」ともう一回呟いてみるけど、小っ恥ずかしくなったらしく周りをきょろきょろ見回すと「何やってんだ、オレ…」とふっと笑う。



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