部活が休みの放課後、両片想いの子と教室で2人きりだったら…?

【伊月】
いつも以上にダジャレばかり言うから『今日はダジャレ絶好調だね』と笑うと「お前は俺がダジャレを言うと笑ってくれるだろ。その顔が好きだからな」と伊月が嬉しそうに笑う。不意打ちの好きという言葉に驚いたのか顔が赤い好きな子を見ると「お前もそう、だろ?」と伊月が顔を覗き込む。そしてコクンと頷く好きな子を見ると「…言葉通りの意味だぞ」と伊月がにやける口元を隠すように横を向く。

【黄瀬】
会話が一段落ついたらお互いなんとなく無言になってしまうけどその間にも好きという気持ちが溢れていくから『…黄瀬!あのね、』と勇気を出して口を開くと「ちょ!ダメっスよ!勇気出してくれたのは嬉しいけどこういうのは俺から言いたいんス…!」と慌てた黄瀬に口を押さえられる。黄瀬は手を話すとじっと見つめてきて「俺、みょうじっちのことが好きなんスけどみょうじっちはどうスか?」と答えなんて分かっているのに聞いてくる。

【高尾】
高尾の雰囲気がいつもよりも甘くて『好き』とつい呟いてしまうと、高尾が「ん?何か言った?」と聞いてくるから、慌てて『暗くなってきたなと思って!』と答えると高尾が「マジで!?楽しくて話しすぎちまったな。帰ろうぜ」と言ってきて一緒に帰る。帰り道の途中で「…あー、のさ、実はさっきの聞こえてたんだわ。俺もお前のこと好きだから」と顔が真っ赤だから制服で口元隠してる高尾に見つめられる。

【青峰】
いつものように少しエッチな本を眺め、好きな子の話には簡単な相槌を打つだけだから『話聞いてる?』と本越しに青峰を見ると、青峰は顔を上げて「…ンだよ、聞いてるだろ」と言うけど、またすぐに本へと視線が戻るから『せっかく2人なんだからそんなの読まないでよ!』と青峰から本を取り上げると「…あ?だからだろ。どうせ本の内容なんて入ってきてねーよ」と少し耳が赤い青峰が本を取り返してくる。

【紫原】
机の上にお菓子を並べた紫原に「好きなの食べていーよー」とお菓子を薦められる。たくさんあるから迷っていたら「色んなのあるから俺と分けたらいいじゃん」と紫原に急に頭を撫でられて驚いていたら「あ、これとかどう?新商品らしいよ……お、ウマい。ほら、あんたも」と紫原はお菓子を持って好きな子が口を開けるのを待っていて、勇気を出して紫原に食べさせてもらうと「ね。ウマいっしょ?」と嬉しそうに笑う。



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