ポ/ッ/キ/ーの日

【遙】
「ポッキーゲームってなんだ?」一緒に買い物中、お菓子売り場でふと呟いた遙。「お喋りしながら一緒にポッキーを食べること?」嘘を教えたら「それはゲームじゃないだろ」と呟きながらも遙が買い物カゴの中にポッキーを入れるから、これどうするの?と聞けば「後でお前とポッキーゲームする」と横を向く。そっかと笑えば「気が向いたらだけどな」と付け足した遙が1人で先に歩いていく。

【真琴】
ポッキーゲームしようと言ったら真っ赤になった真琴が「……えっと、」と目を逸らす。「ダメ?」「…ダメ、ではないけど」こちらを見ようとしているものの中々視線が定まらない真琴は「目を開けてると緊張するでしょ?だからお互い目を瞑ろうよ」と提案する。だけど目を瞑ったことでポッキーを食べる音と自分の心臓の音しか聞こえなくなって「ごめん、もう無理…!」と早々にポッキーを折る。

【凛】
ポッキー食べる?と聞けば「いや、甘いのは遠慮しとく」と首を横に振る凛。そんな凛に、そう言うと思って用意してた!と自慢げにプリッツを取り出せば「用意いいな」と凛が笑う。「一緒に美味しいもの食べたかったから」「そうか」呟くようにして再び笑った凛は、彼女が持ってるポッキーを指さして「やっぱりそっちも食わせて」と少し照れながらも大きな口を開けてる。

【宗介】
ポッキーを食べてたら、俺にもくれとでも言わんばかりに宗介が口を開ける。「あ、ごめん。今のが最後」空になった袋を見せれば一瞬動きが止まった宗介が「…ならこれ貰ってくわ」と彼女が持ってた食べかけのポッキーを彼女の手ごと掴んで食べる。驚いて、宗介でもこういうことするんだ…と呟けば「俺でもってどういうことだ?」笑顔で屈んできた宗介にじっと見つめられる。

【郁弥】
ポッキーゲームだよとポッキーを咥えれば「はぁ?急になんなの」と顔を真っ赤にさせた郁弥だけど、彼女が引かないでいると溜息をついて恐る恐る反対側からポッキー咥える。だけど食べ進めないで見つめ合ったままでいると「…これってそういうゲームじゃないでしょ」と呟いた郁弥が彼女の目を手で覆うと折ったポッキーを食べて、彼女のおでこに一瞬だけ唇を触れさせる。

【日和】
「はい、どうぞ」と突然、日和に差し出されたのはポッキー。何これ?と首を傾げれば「だって君、好きでしょ。こういうの」と笑った日和が「あーんして」と彼女の口へとポッキーを運ぶ。美味しいと笑う彼女を見て、日和も「良かった」と目を細めているけど、日和もどうぞと彼女が食べさせようとすると「…僕は、自分で食べられるから」と困ったように笑った日和は耳が赤くなってる。

【旭】
ポッキーを食べてたら「いいもの食ってるじゃん」と旭が近付いてくる。「旭も食べる?」「おう!いいのか?」もちろんとポッキーを1本、袋から取り出して旭に差し出せば、旭が彼女の手からポッキーを食べる。そのことに驚いて何も動けずに旭のことを見ていたら「…あ、わりぃ!俺、なんも考えずに食っちまった!」と真っ赤になった旭が大声で弁解しながら後ずさって行く。

【貴澄】
ポッキーゲームする?と聞けば「キスしたいならそう言えばいいのに」と笑顔の貴澄。そういうわけじゃないからと顔を逸らせば「じゃあどういうこと?」と顔を覗き込んできた貴澄は「…僕はポッキーとか関係なくキスしたくなったからしてもいい?キミが可愛かったから」と言うと返事も待たずに触れるだけのキスをしてきて驚く彼女を見ながら「ごめん、我慢出来なかった」と悪戯っぽく笑う。

【夏也】
ポッキーを食べてたら夏也がこちらを見てる。夏也もいる?と新しいポッキーを袋から取り出そうとしたら「いや、それでいい」と動きを制されて、咥えていたポッキーを夏也も反対側から咥え食べ始める。動けずにいる彼女なんてお構いなしに食べ進めていく夏也は、そのままキスすると「美味かった。ごちそうさん」と笑うけど驚いてる彼女に「突然悪かった」と笑ってもう一度キスする。

【尚】
隣に座る尚は「ポッキー食べない?」とポッキーを掲げると箱を開ける。お礼を言ってじゃあ早速と食べようとすると「そうじゃないんだ」と尚がポッキーを引っ込めるから首を傾げていたら「俺が食べさせてあげる」と尚が目を細める。「いやあの自分で食べられます…」オロオロしながら言えば「それもそうだね」と呟いた尚がポッキーに口付けをすると「それじゃあ、はい」と笑顔で渡してくる。

【楓】
ポッキーあげると、あーんってしてみても楓は「いらねぇ」と見向きもしてくれない。それでも何度か同じことを繰り返しながらふと、楓は私のこと好きじゃないんだとわざとらしく拗ねてみると「……あー、くそ」と頭をガシガシ掻いて溜息をついた楓が、彼女が持っていたポッキーを食べる。「楓も好きなんだね」「何がだよ」横目で見てきた楓を見て笑えば「…甘いな」と呟いてる。

【アルベルト】
ポッキーを食べてたらアルベルトと目が合ったから、ポッキーを咥えながらもごもごと、アルベルトも食べる?と問いかける。すると少し考えた後、閃いたという顔をしたアルベルトがニコニコしながら顔を近付けてくるから、驚いてしまい壁際まで追いやられてしまうと、ほとんど食べて終えて短くなっていたポッキーを反対側から咥えて食べたアルベルトが笑顔でお礼言ってる。



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