可愛いって言われると可愛くなるらしいから言って!と頼んだら、もう可愛いけどみたいなこと言ってきた

【遙】
「そんなこと言われなくても可愛いだろ、お前は」そう言われた彼女が、いやいやそんなことないからと首を振っても遙は真顔でじっと見てくるだけ。だから彼女が照れてしまい顔を逸らすと、ふっと笑った遙が「やっぱり可愛いだろ」と言うから、どういう所が?と聞くと「そういう所も、全部」と笑うけど彼女と目が合うと今度は遙が顔を逸らす。そういう所ずるいと呟けば「…ずるいのはお前だろ」と横を向いたまま答える。

【真琴】
「キミは昔から可愛いよ」眉を下げて笑った真琴は「あ、でもそういうことじゃないんだよね」とはにかむ。そして彼女に改めて向き直ると真っ直ぐ彼女のことを見て「可愛い」と言ってみるけど、真っ赤になった彼女につられたのか真琴も真っ赤になる。「なんかこれ、思ったよりも照れるね」と2人で笑い合っていて、笑っている彼女を見た真琴は「だけどやっぱりキミは可愛いよ、とっても」と赤い顔して彼女の頭を撫でる。

【渚】
「とっくになまえちゃんは可愛いよ?」渚がじっと見つめてくるから突然恥ずかしくなって目を逸らし、でも渚くんも可愛いよ?と呟くと「僕のことじゃなくて今はなまえちゃんのこと話してるのに。というか僕はかっこいいの方が嬉しいんだけどな」と渚の言葉尻が強くなる。だから慌てて渚のこと見ると「こっち見てくれた」と笑った渚がキスしてきて「なまえちゃんはすっごく可愛いよ」と驚く彼女の目を見て笑う。

【怜】
「可愛いなんて言われずとも貴方は可愛いですよ」クイッと眼鏡の位置を直した怜が自信ありげに答えるから、本当に?と聞き返す。すると「本当です。貴方は、その……かわ、い……」と怜の言葉が途切れ途切れになっていくから、怜のことをじっと見てたらわざとらしく一つ咳払いをした怜が「……一度しか言いませんので、ちゃんと聞いていてくださいね」と前置きすると「貴方は本当に可愛いです」とはにかむ。

【凛】
「……いやお前可愛いだろ」彼女のことを一瞬だけちらりと見た凛はそう呟く。だけど、今なんて言った?と聞き返されてしまうと「だーかーら、お前は可愛いよ」と少し早口になった凛が被ってた帽子を更に深く被る。そんな凛に再び、何?と聞き返すと「本当は聞こえてんだろ、お前」と帽子のつば越しに彼女を見ると、今度は彼女に帽子を深く被せて彼女の耳元で「可愛い」と呟くと、帽子越しに頭をわしゃわしゃ撫でる。

【宗介】
「十分可愛いぜ、お前」そう言って宗介が笑うから、本当にそう思ってる?と聞くと「思ってる。お前は可愛い」とじっと見つめられる。知らなかったありがとうと言えば「ちゃんと伝えてるつもりだったんだけどな」と溜息つきながら宗介が笑うから、でも慣れてる感じはしたよと笑えば「…慣れてるわけねぇだろ」と呟いた宗介が机に突っ伏して「お前にしか言ったことねぇんだから」と続けるけど耳が赤くなってる。

【愛一郎】
「可愛いと思いますけど、僕は」慌てて言った愛一郎に、そっかありがとうとお礼を言うと「お礼を言われるようなことじゃありませんから」と愛一郎が笑う。そんな愛一郎は笑い終わるなり「でも、」と俯くから何かと思って聞けば「みんなもあなたのことを可愛いって言ってるのは正直妬けちゃうんですけどね」と呟くけど、すぐに顔を上げると「ごめんなさい!今のは忘れてください」と困ったように笑う。

【百太郎】
「え?もう既に可愛いんスけどまだまだ言われ足りないんスか?」首を傾げる百太郎に、うんだからお願いしますと頭を下げると「任せてください!俺が先輩のこともっともっと可愛くしますから」と笑顔の百太郎が「可愛い」「可愛い」と何度も言う。少しすると「どうっスか?可愛くなった気します?」と顔を覗き込んでくるから、どうだろうと言えばじっと目を見てきた百太郎が「うん!可愛いっス!」と満足げ。

【旭】
「お前は可愛いだろ。前から」自分で言ったのにどんどんと顔が真っ赤になっていく旭に、ありがとう嬉しい!と抱きつくと「……あー、そうか…?」と頭をぽんぽんされる。それがまた嬉しくて旭のこと見上げようとすると、頭を抱きしめられてしまうから旭の顔が見られない。すると「今の俺、カッコわりぃから見せたくない」と旭が呟くから、旭はいつもかっこいいけどなと笑えば「ホントか!?いやでもなぁ…」と腕の力が少し弱る。

【郁弥】
「改めて言わなくたって可愛いよ、君は」顔を覗き込んできた郁弥がそう言うから、そんなことないよと首を振る。すると郁弥は「じゃあ君は誰のために可愛くなりたいの?」とじっと目を見て聞いてくるから、郁弥くんのため…と答えれば「そっか。なら早く言ってよ」と呟くと「可愛い君が大好きだよ。だから僕のためにもっと可愛くなって」と笑うけど、どんどん郁弥の顔が真っ赤になるから「…ちょっとこっち見ないで」と顔を隠される。

【日和】
「キミって可愛いと思うけどな」彼女を見て笑うから、そう思う?と聞いてみると日和は「だってキミが可愛いことは僕が一番よく知ってるから」と目を細める。だけど、そうかなぁと彼女が首を傾げていると「それじゃあキミの可愛い所言っていくね。まずは、」と日和が指を折りながら楽しそうに話し出すから恥ずかしくなった彼女が待って!と日和のこと止めると「そういう必死な所も可愛いね」と日和は楽しそうに笑う。

【夏也】
「お前はもう可愛いよ。だから、言わなくていいだろ」そう言うと夏也は顔を逸らして可愛いとは言ってくれない。言ってくれたっていいじゃんと唇尖らせてると、彼女をちらりと見るなり溜息ついた夏也が「…笑わないか?」と呟くから頷くと「お前が他の奴に可愛いって思われるのは面白くないから言わない」と再び顔を逸らす。だけど彼女がえーと不貞腐れてるのを見て笑うと「可愛いな」と小さな声で呟く。

【尚】
彼女を見るなり首を傾げた尚が「もっと可愛くなりたいの?いいよ、俺に任せて」と笑う。それを聞いて彼女が不思議そうにしていると、ふふっと笑った尚が彼女の耳に手を当てて「なまえは可愛いよ」と囁く。彼女が耳押さえて真っ赤になってたら「まあ、君は前からずっと可愛いけどね。君の可愛さは俺が分かってたらそれでいいよ」と彼女に近付くと耳押さえてた手を取って、「…好きだよ」と今度は耳元で囁く。

【貴澄】
「別にそんなことわざわざ言わなくたってキミは可愛いよ」彼女を手招きして呼んだ貴澄は彼女を抱きしめて笑う。照れていく彼女に「だって僕が好きになった子だもん。可愛くないわけがないでしょ」「世界で一番可愛いよ」と更に追い討ちをかけると「キミの可愛い所も可愛くない所も全部大好きだよ」と彼女のおでこにキス落とす。…もう降参と貴澄の胸に顔埋める彼女見て「なんだ残念」と困ったように笑うと、貴澄も彼女の肩に顔を埋めて抱きしめ直す。



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