彼女が泣いていたら…?

【結城哲也】
「俺には何が出来る?」分からないらしく素直に聞いてきた結城に、頭撫でてと頭を差し出せば「こんなことでいいのか」と不思議そうにしながらも頭を撫でてくれる。少しして「もう大丈夫か?」と顔を覗き込んでみたものの彼女がまだ泣いているから「泣きたいだけ泣けばいい」と彼女を優しく抱きしめ頭をぽんぽんと撫でる。

【亮介】
1人で隠れて泣いてて亮介に見つかるとじっと顔を覗き込まれる。手で涙を拭いつつ横を向くと亮介も回り込んでまた顔を覗き込むから「…なに」「なんで1人で泣いてるの」「だって…」何も言えずにいたら「1人で泣いてたら慰めてあげられないじゃん。これから俺の知らない所で泣くの禁止だから」にっこり笑う亮介が頭を撫でる。

【伊佐敷】
「…あー」と息を吐きながら頭を掻いてる伊佐敷は彼女の目線の高さに屈むと自分の手の甲で涙を拭う。「…純ってさ、」「なんだよ」恥ずかしいのか横目で見てくる伊佐敷に、少女漫画みたいに指で拭ってくれないのと言えば「あんな恥ずかしいこと出来るか!」と声が大きくなるけど「つーかもう元気じゃねぇか」と心做しか嬉しそう。

【御幸】
「…え〜、俺どうすりゃいいのかわかんねぇんだけど」困ったように眉をひそめ笑う御幸に抱きしめられる。御幸の腕の中で泣いてたら背中をぽんぽんされるからつい笑ってしまい、寝かせようとしてる?と聞けば「…いや、泣きやませようとしてる」と御幸が手を止めると「まあ泣き止んだなら良かった」と慎重に服の袖で涙を拭う。

【倉持】
目が合うと倉持に手招きされる。「…そっち行きたくない」「なんでだよ」「洋ちゃん甘やかしてくれるから」「は?ンなの、たりめーだろ」ズカズカ近付いてきた倉持は彼女の頭をわしゃわしゃ撫でると片腕で自分の胸に抱き寄せて「ヒャハハ。残念だったな、今日も甘やかしてやるよ」と優しい声色で楽しそうに笑うと腕に力を込める。

【沢村】
泣いてごめんねと彼女が謝ると「なんであんたが謝るんだよ」と笑って顔を覗き込む。「だって泣いた」「誰だって泣く時くらいあるだろ」「迷惑かけた」「え?俺に?全くこれっぽっちもかけてない」首を左右に振った沢村は眉を下げて笑うと「まあ難しいことは考えないでさ。泣きたい時には泣いたらいいんじゃね」と優しく頭を撫でる。

【降谷】
「大丈夫だよ」両手できゅっと手を包み込まれるから手の熱さの方が気になってたら涙は止まってる。すると「…あ、泣き止んだ」と呟いた降谷が「タオルいる?それともティッシュがいい?」と両方持ってきてくれるから涙を拭きつつお礼を言えば「僕どうしていいか分からなかったから泣き止んでくれて良かった」今更ほっとしてる。

【金丸】
動きが止まった金丸は横を向くけど、頭を掻きながら彼女を再び見ると無言で頭を抱きかかえる。突然のことに驚き、…信二?と名前を呼べば「…あー、悪い。突然。苦しくないか?」と小さな金丸の声が上から降ってくる。「…それは、大丈夫」「…そうか」金丸の心臓の音が速くて腕が熱いから泣くどころではなくなり急に緊張する。

【奥村】
「どうしたんですか」と顔を覗き込んでくる。「なんでもないよ」「そんなわけないでしょう」被せ気味に言ってくる奥村は「俺では頼りないのかもしれませんけど力になりたいと思ってるんで頼ってください」と真っ直ぐ見てくるから泣き止もうとしてた彼女が再び泣き出すと「俺がいますよ」ふっと表情緩めた奥村に頭を撫でられる。

【瀬戸】
泣いてる理由は聞かずに「そういえば光舟がさ〜」「あ、この話したことあったか?」と色々話してくれる瀬戸の話を聞いていつの間にか笑っていたら、少し驚いた顔をした瀬戸が嬉しそうににっと笑う。「なんで瀬戸くんが笑うの?」「そりゃお前には笑ってて欲しいからな。まだまだ話したいことあんだよ」と沢山笑わせてくれる。

【成宮】
「泣いたらブサイクになるけどいいの?」視線を感じ泣き止もうと顔に力を込めてもどうしても泣き止めない。するとあははと吹き出した成宮が「しょうがないから俺が慰めてあげる」と頭を抱きかかえる。「…今はブサイクじゃないってこと?」「まあそうかもしれないね。泣き止んだら教えてあげる」にっと笑った成宮の耳が赤い

【多田野】
樹〜!と泣きながら抱きつけば「え、あの、どうしたんですか」と心配だし手のやり場には困るしで固まる。「大したことないんだけどね、」「なんですか」結局、気を付けをした状態で手を下ろしてる多田野に泣いてる理由を脈絡がないながらも話せば「…そういうことだったんですね」何故か多田野が眉を下げて泣いてるように笑う。

【真田】
「大丈夫だぜ」ははっと笑いながら頭を撫でてくる真田に、何が大丈夫なの?と聞けば「うーん…俺がいるから?」と頬を掻きながら首を傾げてはにかむ。「ふふ、何それ」「え、それじゃダメ?」「ダメじゃない」「なら良かった」なんてやり取りをしている間に涙は止まっているし、「話聞いてくれる?」「喜んで」真田が目を細めて笑う。

【轟】
どうしていいか分からずアタフタしている轟は「…ダイ、ジョブ?」と恐る恐る顔を覗き込む。だけど彼女は首を横に振るから周りを見渡した轟が「…お前は、すげぇ」と彼女の頭に手を置いてみたら少し涙が止まる。するとぱぁっと表情が明るくなった轟が「すげぇ」「めちゃくちゃ強い」「かっけぇ」と褒めながら頭をぽんぽんする。

【桝】
彼女の頭をガシガシと撫でると急に立ち上がり2人分の飲み物を持って戻ってくるから彼女が飲み物受け取ると「…無理すんなよ」と桝が呟く。「ごめん。聞こえなかった」「だから、俺には迷惑かけていいから無理すんな」こちらを振り向き言った桝は「…悪い、デカい声出しすぎた」と居心地悪そうに視線逸らすと「くそ」って頭を掻いてる。



[ 15/93 ]

[*前] | [次#]

[目次]

[しおりを挟む]
[top]



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -