寝顔を見ていたら目を覚ました

【亮介】
「ねぇ、楽しい?」突然声を掛けられ驚いて飛び上がれば「そんなに驚かなくてもいいじゃん」と亮介が笑う。「…ごめん。結構楽しかった」「そうなんだ。じゃあ俺も今度やってみようかな」ニコニコしながらこちらを見てくる亮介に、何を?と聞けば「そんなの、お前の寝顔を見ることに決まってるでしょ。楽しみだなぁ」と楽しそう。

【御幸】
「…何してんの」「一也のこと見てる」御幸が目をしょぼしょぼさせながらピントを合わせるためか目を細めるから、近づいてみたら「なんで見てんだよ」と御幸が顔を背ける。「寝顔珍しいなと思って」「…別にそんなことはないんじゃねぇの」再びこちらを向いた御幸はそれ以上何も言わないから何故かそのまま少しの時間見つめ合う。

【倉持】
先程から寝返り打ってる倉持に、起きてる?と聞くと「…起きてる」と即答される。「じゃあ何してるの?」「…そんなに見られてると起きづらいんだよ」反対側に寝返り打つとそう呟いた倉持は心做しか耳が赤い。「だったら私も寝る」「は?」やっとこちらを向いた倉持は「…なら一緒に寝るか」と笑うと真上見ながらぽんぽんしてくる。

【沢村】
突然目を開けた沢村に内心バクバクしながら笑えば沢村もにかっと笑ってくれるけどまたすぐに眠り出す。少ししてやっと目を覚ました沢村は「なんか夢にお前が出てきたんだよなぁ」と嬉しそうに笑って教えてくれる。「1回、目が合ったからかも」「…目?」首を傾げてる沢村は「だったら寝る前に目合わせてたら夢に出てこれるのかもな!?」と悪戯の計画を立ててるかのように楽しそうに笑う。

【降谷】
「…きみも一緒に寝る?」まだ半分しか開かない目でぼーっと見てくる降谷に、降谷くんのこと見てるから寝ないと言えば「…わかった」と呟いた降谷が反対側に寝返り打つ。「そっち向かれると顔見れない」「顔見られたら僕が寝れない」降谷の顔を覗いてみると「…だから僕が寝れないから」と呟いて頬染めると今度は布団を被って顔隠す。

【春市】
「…あの、」顔が真っ赤になってる春市は前みたいに前髪で隠れてて表情は見えないから、前髪に触れてみたら顔を赤くさせながら睨んできてる春市と目が合う。「ごめん。恥ずかしかった?」「うん、結構ね」困ったように笑った春市は「今度僕も君にしてみようか?…なんてね」と冗談なのか分からないことを言うと目を細めて笑う。

【東条】
抱きしめてきた東条の名前を呼んでも「…うん〜?」と曖昧な返事。それでも頭撫でてきたりする東条に、本当に寝てる?と聞けば「ごめん。起きてる」と笑った東条が目を開く。「ちょっと甘えてみたくなったんだよね」目を細める東条の頭撫でてみると「俺のこと甘やかしてくれるんだ?」と嬉しそうな東条が更にくっついてくる。

【成宮】
見られてることに気が付いた成宮はもう一度目を瞑ると「ちゅーで起こしてみたらいいんじゃない」と呟く。聞こえていたけど、何?と聞き返せば「ちゅーしたら起きるかもしれないよ」と声を大きくするから面白くて、クスクス笑いながら頬にキスすれば「ほら、もっと真面目にしないと起きないよ?」と頑なに目を瞑り続けてる。

【多田野】
「一緒に寝ますか…?」寝惚けているのか腕を引っ張ってきた多田野にされるがまま抱きしめられてしまうと、少しして目をぱっちりと開けた多田野が「…ごめんなさい!俺寝惚けてて…!」と慌てて飛び起きて腕を離す。「一緒に寝ないの?」「寝ません!というか寝られませんから!」顔真っ赤にした多田野はずっとあたふたしてる。

【向井】
「そんなに俺のこと見てもっと好きになっちゃった?」口の端を釣り上げて笑う向井に、そうだねと頷けば「…いや、今のは冗談に決まってるじゃん」と珍しく狼狽えてるのか声が小さくなっていく。「太陽、顔赤い」「うるさい。こっち見んな」片手で自分の口元を隠した向井はもう片方の手でこちらの目を覆い顔見せてくれない。



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