可愛いって言われると可愛くなるらしいから言って!と頼んだら…?

【亮介】
「可愛くなってどうするの?」ニコニコしながら見てくる亮介に、もっと好きになってもらえるかなって…としどろもどろに答えれば「なんだそういうこと」と亮介が1人で納得してる。するとグイと腕を引っ張られて「なまえが好きだよ」と耳元で囁かれる。耳を押さえて…言うこと違うと照れてしまえば「俺以外のヤツに好きになられても困るからね。言わなくても可愛いじゃん」と機嫌良さそう。

【御幸】
「どうした?急に」ニッと笑った御幸に「可愛い可愛い」と頭をわしゃわしゃ撫でられる。だけど御幸の顔がちゃんと見えないから目を見て言って欲しいな〜と我儘言えば「いやーそれは流石に」と御幸の手が頭から離れていく。「なんで」「言える気がしねぇの」えーとわざとらしく拗ねてたら「…俺にだって恥ずかしいことはあるんだよ」もう既に心做しか顔が赤くなってる御幸が横目で見てくる。

【倉持】
「……は?」固まった倉持の名前を呼べばハッとして顔を逸らすと「…可愛い」と呟く。「…聞こえなかった」「いやその反応は聞こえてただろ」照れてるのかこちらを向かないままツッコむ倉持に、もっと言って欲しいのにと言えば息を吐き切るなりこちらに振り向いた倉持が「じゃあ洋一くんかっこいいって言ってくれるなら俺も言ってやる」悪戯っぽく笑うけど顔も耳も赤いのは誤魔化せていない。

【倉持A】
「あー、その…」中々次の言葉が出てこないまま顔が赤くなっていく倉持を見ていたら「お前はこっち見すぎなんだよ」と倉持の手で視界を覆われる。「どんな顔して言うのか見たかった」「今んところはまだ見せらんねぇわ」溜息なのか深呼吸なのか息を吐いた倉持は、耳元で「…可愛い」と一言だけ呟くと「あー、クソだせぇ…俺」とそのまま抱きしめてきて肩に顔を埋めてくるから結局顔は見えない。

【金丸】
横を向いたまま全くこちらを見ずに「あー、はいはい。可愛いよ、可愛い」と呟く金丸に、心がこもってないと唇を尖らせながら顔を覗き込めば真っ赤な顔してる。「恥ずかしかったの?」「…慣れてないんだから仕方ないだろ」頬杖ついて照れる金丸に、もう一回と頼めば「調子に乗るな」と軽く額を叩かれるし、照れてる信二可愛いと言えば「揶揄ってんじゃねぇよ」と再び顔を逸らされてしまう。

【東条】
「そういうこと言うんだ。可愛いね」さらっと言ってくれた東条にもう一回と頼めば「可愛いよ」と今度は笑顔もついてくる。そのことに感動していたら「どう?可愛くなった気がする?」と顔を覗き込まれるけど、分からないと答えれば「うーん、じゃあもっと言った方がいいかもね」と東条は笑って「可愛い」「可愛い」と何度も言うと照れるこちらを見て「本当だ。可愛い」と再び顔を覗き込む。

【奥村】
はぁと溜息つくと横を向いた奥村が「可愛いですから」と小さく呟く。だけどちゃんと聞こえなかったから何て言った?と聞き返せば「…それわざとですか」と詰め寄られる。「な、何が?」「そういう態度わざとなんですか」「そんなつもはないけど」首を横に振れば再び横を向いた奥村が「そういう所とか可愛いと思いますけど」次はちゃんと聞こえる声の大きさで言ってくれるけどいつもより早口。

【成宮】
「そういうコト言われないから可愛くないと思ってるわけ?」不服そうに見てくる成宮にそうじゃないの?と聞けば「そうじゃないんじゃないの」と顔逸らされる。「どういうこと?」「そういうこと」「そうってどう?」「そうはそう」どこまで行っても平行線な会話にもういいと先にこちらが折れてしまうと「あー、もう!俺に可愛いって言って欲しいんじゃないの」こちらを振り向いた成宮の顔赤い。

【成宮A】
「君はもう既に可愛いに決まってるじゃん。今更何言ってるの?」唇を尖らせる成宮に、そんなことないでしょと笑えば「そんなことあるの!俺の言ってることが信じられない?」と両手で頬を包まれ真っ直ぐ見つめられる。「…信じられる」「それならよし!」にっと笑うと手を離した成宮は「…まあでも、そういうこと言っちゃう所は可愛いよ」とふいっと顔を逸らすと耳を赤くしながら小さく呟く。

【多田野】
「え、可愛いですよね。なまえさん」真顔で不思議そうに言ってくる多田野を前に照れてしまうと「あれ?そういうことじゃないんですか」と多田野までつられて赤くなってる。「…そう、なのかな?」「そうですよ!」真っ赤な顔で笑った多田野は「俺で良かったら何度だって可愛いって言いますから」と真っ直ぐにこちらを見てくると、「だからもっと好きになってしまったら責任取ってくださいね」と近づいてきて「可愛い」「可愛い」とやはり真っ赤な顔をして笑う。

【結城哲也】
首を傾げた結城が改めて上から下まで見てくると「俺はそういうことはいまいちよく分からないがお前は可愛いと思うぞ」と笑う。真っ直ぐに見つめられるのも相まって照れて否定すれば、再びじっと見てきた結城が「可愛いじゃなくて綺麗、か…?とにかく魅力的だなお前は」照れるこちらは気にせずに納得したように頷いてる。

【伊佐敷】
こちらに振り向き「あ?可愛い」と言うとまた漫画に視線戻った伊佐敷の背中に、本当に思ってる?ともたれかかると「思ってねぇのに言うわけないだろ」と伊佐敷がにっと笑う。「心配しなくてもお前は可愛いからよ」な?と頭ぽんぽんしてきた伊佐敷は「…まあそういうことだ」今更照れてるのかどんどんこちら側に体重かけてくる。

【川上】
「1回しか言えないと思うからちゃんと聞いてね」そう前置きすると深呼吸した川上は目が合ったまま固まる。だけど少しして「…よし」と呟くと「みょうじは可愛いよ、とっても」とはにかんで笑うけど、顔がどんどん赤くなっていくから「…ごめん、慣れてないから今日の所はもう言えそうにないや」と困ったように眉を下げて笑ってる。

【沢村】
「可愛い!」目を輝かせてニコニコしながら言う沢村は「俺の彼女のなまえが可愛い〜!」と叫ぶ。それは恥ずかしいからやめてと頼めば照れるこちらを見ると再びにっと笑って「…へへ、やっぱ可愛い」と抱きしめてくる。驚いて名前を呼べば勢いよく離れた沢村が「…いやこれはその……」と身振り手振りをつけながら全力で弁解する。

【降谷】
「可愛い」と呟くなり頬を染める降谷につられ照れてしまい目を逸らせば、ずいっと近づいてきた降谷が「可愛い」と顔を覗き込む。「ありがとう」「…可愛い」それでもなお可愛いと言い続けてくる降谷にもう大丈夫だからと言っても「でも僕はもっと言いたいんだけど」と唇を尖らせて横を向いてまたすぐに「可愛い」と言ってくる。

【由井】
「可愛いです!」すぐに笑顔で言ってくれた由井にお礼を言えば「俺は事実を言っただけですから」と再び笑う。「事実って?」「先輩は元々可愛いじゃないですか」その言葉に照れくさくなって、…そっかとだけ呟けば「…え、ここで照れられてしまうと俺もちょっと……」と珍しくタジタジになってる由井が赤くなった顔を手で隠す。

【轟】
「…か、かわ……」赤い顔をして汗をかいてる轟はそれ以上は何も言えない。「かわ?」「かわ、……」顔を覗き込めば目線を泳がせた轟が「か、かわ、かわ」と何回も言おうと試みた後に「…カハハハ!」と笑い出すと真っ赤になって立ち上がる。笑い続けてる轟はちらりと一瞬だけこちらを見ると「…かわいい」と小さく呟いてやはり笑う。

【枡】
「断る」と即答すると目も合わせてくれなくなった枡に、なんで?と聞いても「なんでもだよ」とそっぽを向いたまま。「可愛くないから?」「そうは言ってねぇ」「恥ずかしいから?」「うるせー」耳が赤くなってる枡は頭をガシガシ掻くと溜息ついてからやっとこちらを振り向いて「…お前が可愛くないわけないだろ!」と声を上げる。

【白州】
驚いたのか一瞬動きが止まるけどすぐに「なまえは可愛いな」と微笑む。「ありがとう。白州くんはカッコイイデス」小っ恥ずかしいからか片言で言えばふっと笑った白州が「まあ、わざわざ言わなくてもお前は元々可愛いんだけどな」と頭を撫でる。恥ずかしいのと子供扱いされてるような気がするのとが合わさって顔を逸らせば「…悪い。怒らせたか?」と言う割には笑顔の白州に顔を覗き込まれる。

【春市】
「…可愛い」顔を真っ赤にして笑いながら言ってくれた春市に、春市の方が可愛いと返せば「君が可愛くなりたいからって言ったんでしょ」と赤い顔のまま睨まれる。「…春市は私の天使だもん」「何言ってるの。君は僕の可愛いお姫様だよ!」売り言葉に買い言葉でつい変なこと口走ってしまった春市は「もう言わないからね」と顔逸らす。

【赤松】
顔を覗き込んできたけど目を見てきたまま何も言わないし何もしない。顔が熱くなってきた気がして目逸らせば「…可愛いっスね、先輩」とふっと笑う。「揶揄わないで」「そんなつもりはないんですけど、すみません」ははっと笑うと「でも本当にそういう所も可愛いですよ、とっても」とこちらの耳に手を当てて耳打ちしてくる。

【美馬】
「そんなこと今更言わなくても可愛いだろ、お前は」表情を変えることなくあっさりと言ってくれるから恥ずかしくなって俯いてしまえば「まだ足りないのか?」と顔を覗き込まれる。だけどまだ恥ずかしいから顔を上げられずにいたら、何かを考えているのか少し無言になった美馬に「可愛いな」「可愛い」と繰り返し言われる。



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