〜2022.6.25 水谷
隣で眠る文貴くんの髪に触れるとふわふわしている。
文貴くんらしくて好きだな、と思いながら髪を撫でる。
すると、文貴くんが擽ったそうに目を覚ました。
「……どうしたの?」
「起こしちゃってごめんね」
「大丈夫だよ」
優しく笑った文貴くんは寝惚けているのか、なんだかいつも以上に笑顔もふわふわとしていて、あたたかく見える。
そんな文貴くんの手が、私の髪へと伸びてくる。
「オレ、キミの髪好きなんだ」
「私も文貴くんの髪好きだよ」
「そっか」
嬉しそうに笑った文貴くんのあたたかさに包まれる。
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