「やっと…やっと……待ちに待った夏休みが、来たぁああああああ!!!!!」
「いや、喜びすぎだろ」

終業式を終え、私は友達の友達の名前と一緒に水着選びの為デパートへとやって来た。ああ、これから暑い中学校を行き来しなくて済むと思うと涙が出てきた…これからは登校日と遊びに出かける日以外日光を浴びずに済む…!こんな嬉しい事ない!

「あ、こんなのいいんじゃない?」

喜ぶ私に苦笑いを浮かべつつ水着を物色していた友達の名前がそう言って手を止めた。

「え、ビキニ?友達の名前が?」
「違うわよ、アンタよアンタ。」
「えぇ……布の面積少なくない?」
「ビキニなんてこんなもんでしょ」
「いやいや、というかビキニってナイスバディな人が着るからいいのであ「いいから試着してきなさい!」…はい」



結局私はその水着を買わされる羽目になりました。


「あのー、やっぱり水着違うのにしても、「ダメに決まってんでしょ」…ですよねー」

あれ、なんでだろうね。数時間前まで凄く楽しみだったのに、今は当日が来るのが恐ろしく感じるよ。




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