ｶﾞｶﾞｶﾞｯ ﾋﾟｰ…！！ 『ほなら始めるで！！水曜日、お昼の新しいコーナー＜告白したもん勝ち＞！！ たくさんのご応募おおきに！！今回は抽選で５名に絞りましたわ！！あ！今日も今日とて放送担当は忍足謙也やで！！』 『あと忍足謙也くんの親友白石も忘れんといてな。』 ……またあの人か。 ほんまムカつくわ。 『まずは男子生徒、Ｙさんからの告白！！どうぞ！！』 ｷｰｰｰﾝ…… 『小春ぅ！！愛してるで〜！！！』 ……ユウジ先輩やな間違いない。 つか気持ち悪い、食欲失せたわどうしてくれんねん。 『はい、ありがとうございました！結果はフラれるからええな。ほな次はー…ぐえっ？！』 ｶﾞｼｬﾝ ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ！ ﾌﾞﾂﾘ ユウジ先輩のヘッドロックが決まったんやな絶対、そうに違いない。 『あー…イテ。ヘッドロックなんて酷いっちゅー話や…次は男子生徒千さんからの紙の告白やな！！ えーと…』 ｶﾞｻｶﾞｻ よし、ヘッドロック当たりや。 謙也さんにアイスおごってもらお。 『えー…＜迷ったばい、ココどこですか＞……。…………告白じゃないっちゅーねん！！！大事だから二回言うで。告白やないっちゅーねん！！』 『この方言、絶対千歳やな。間違いあらへん。つか学校で迷子になったんか…』 …なんか珍しく部長冷静やな。 いや、あれが通常なんやな。そう思っとこう。 『全く…えー次は女子生徒●さんからやな。こっちも紙の告白やな。えーっと…』 ｶﾞｻｶﾞｻ てか最初から紙開いとけや要領悪いわ。 『ほな…＜テニス部部長サマ、ずっと好きでした。変態なとこもイイです。私の気持ちに応えてくれませんか＞……ほな白石、どうぞ。…このモテ男…顔で変態なトコまで愛されるって…うら』 ﾌﾞﾂﾘ 恨むか、うらやましいかで別れるトコやな。 多分うらやましい、だろうけど。 『すまんなぁ●さん。気持ちは嬉しいけど、今はテニスを頑張って行きたいねん。引退してから、直接言うてくれんの期待してんで。』 さすが部長や。 なんだかんだやっぱり凄いッスわ。 『……ふ、どや今の返事！！完璧やで！！んー♪エ』 ﾌﾞﾂﾘ 今日の謙也さん、容赦ないな…。 『ほな次。えーっとこちらも紙で女子生徒の☆さんや。＜Ｋ・Ｏくん。いつも明るくて足が速いあなたをずっと想っています。＞……何や健気な子やなぁ。Ｋ・Ｏさん誰だか分からんけど、こないな子に好かれるっちゅーコトはいい人何やろうな。ほな次ー…』 『謙也ちょお一発殴らせろや』 ｶﾞｯｼｬｰﾝ！ ﾊﾟﾘｰﾝ！ ｶﾞﾀｶﾞﾀｯｶﾞﾀﾝｯ ﾌﾞﾂﾘｯ …うん、さすがに今の子可哀相や、同情すんで。 『ほな…最後や。くぅっ…！！ここまで本気で殴らんでも…つか何で殴られなアカン…いや、嘘です。ホンマすみませんでしたゴメンなさい』 ……このヘタレ。 『最後は日ごろの不平やな。男子生徒ぴかるさん、＜先輩が変態とヘタレとホモと放浪で、とんだ迷惑被ってはります。何とかして欲しいッスわ。特に変態とヘタレ。大体にして何であないにendless＞……………………』 お、俺の当たったんか。嬉しいなぁ 『『……すみませんでした（泣）』』 ﾌﾞﾁｯ… 月曜朝、水曜日コーナーの箱に紙を投書してる五輪ピアスがいました。 By 生徒Ｃ |