カチッ
ガガッ
『え〜……お昼の放送を始めたいんやけど……』
『ゲスト(謎)が来ないんスわ……もう帰ってええですか?』
『ダメやで財前!! あ の 幸村サマがやるって言った企画なんやから……下手なこといったら沈むで!!』

ごもっともなんやけど……
もうお昼の放送始まっとるし、奇跡的にあのエクスタシー部長がいないから謙也さんとイチャ2したいわ……





ドンガラガッシャン!!!

ガガッ
『うぉお?!』
『な、なんや!?』

いきなり降って?きた人物はなんか……ヤンキーみたいな…髪形だった。

『ど…どこですかココは?』

そしてちゃっかりマイクの目の前にそのヤンキーが降ってきたの見ると……

魔王さんの仕業やな……。

ガガッ
カチッ
『え〜ほな、自己紹介してもらってええ?』
『は……?自己紹介…?』
『あんた魔o……幸村さんに呼び出されて召喚された<おいでませ IN THE 四天宝寺>のゲストの人やろ?ええから謙也さんに従ってりゃええんや』
『なんですかそれは……いきなり……』



^^



ガタガタッ
『!!!??|||||;』
『この企画には あ の 幸村サマが関わっとるんや。下手なことせず従った方がええって親切に言ってやってるんスわ。今感じたやろ?魔王さんの殺気を』
『!!幸村……ど、どうやら…そのようですね……』

いきなり顔を青くしおった…!
やっぱり半端ないな魔王さん。

『ほなトーク始めるで!ほな自己紹介をせや!!』
『比嘉中3年、木手永四郎です。』
『『比嘉中………』』

とりあえずアレしか浮かばへん

『………不良校。』
『……失礼ですよ。』

俺は本当のこと言っただけや。

『あー……白石が今日顔出さなかった理由わかったわ……』
『?どうしてです?』
『白石が生理的に嫌いそうな学校やもん。部長のくせに無駄多過ぎや!!虫ずが走る!!まで言いそうや』
『確かにそっすね……。いきなり不良校の部長って魔o…幸村さんの考えることわからへん』
『…………貴方達はっ…!!』

やって事実やん?

『せや、幸村くんに会ったんやろ?どうやって送られたんや?』
『…………!!!!』

さあーと顔を青くした木手さんは、震えながら話出した。

『………いきなり、後ろから<俺にひざまづけ崇めろ奉れ!!>と言われたと思ったら、目の前が真っ暗になりまして……そのあとは死ぬかと思うほどの浮遊感、落下感覚、自分が引き裂かれた感覚、刺された感覚、自分がくしゃくしゃに丸められた感覚……たくさんの死に直結する感覚を感じました……。痛みがなくても、嫌にリアルで……その後に、目がつぶれなくなったと思いましたら、見るに耐えない光景が……うう……!!そして、ああ、私は死ぬんだ、と思った瞬間ここにいました………』




『『…………………』』



黒魔術のレベル高ッ!!怖ッ!!!
アカン俺キャスターでよかった!!

『それは……なんというか……ご愁傷様、やったな……』
『はい……というかコレは一体なんなんですか……』

あ、言うの忘れとった。
謙也さんもそないな顔しとる……。

『あ〜これはな、四天宝寺のお昼の放送やねん。忘れとったけど全校という全校に放送されてんねん。木手くんの声もな』
『な!!!!?たったそれだけのために私は召喚されたんですか!!?』

そりゃあタダのお昼放送に呼び出されたんや堪らないわな……

『それを聞いていたらもっと素晴らしいトークをしていたのに!!もっと早く言って下さいませんか!?』
『え……お、おん。すまん…』

!!!

『我らが比嘉中のことを皆さんに知れ渡すチャンス…!ここはまず私達ないかに辛い練習をしているかを………!!』
『ほざくなや帰れ』
『…………え』
『………光?』
『謙也さんに謝らせるなんて……許さへんわ……帰れ』



バンッ!! 『よく行ったで財前!!!時間や帰れやエクスタシィ〜!!』
『な………!?」
フッ←木手が消えた男



『…………なんやコレ』
ブツン……

謙也さんの声がむなしく響いた。



(つか部長遅いッスわ)
(やって喋りたくなかったんや。エクスタシィ〜って言えば帰ってくれるらしいから帰って欲しかったん)
(なんでエクスタシィ……)
(そりゃ幸村くんの仕様やで)
(つか木手またあの地獄を見るんかな……)






















おいでませ IN THE 四天宝寺
今回は木手永四郎さんでお送りしました。




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