ガガッ
キーン……
『…………………月曜日のお昼の放送ジャックしました財前光です』


………………えええぇぇぇぇぇぇ!!??
ちょ、ちょ?!
風邪治ってきた月曜にいきなり問題発生かいな!!

『あー、月曜の朝にジャックしたんは俺の部活の先輩が水曜日までに唯一朝に担当しない曜日だからッスわ。その人放送邪魔したら絶対煩いし。お昼休みは大事な(謙也さんの放送を聴くか、一緒にお弁当食べるという)用事があるし、火曜日の朝は先輩の担当だからダメだし。となると、今日の朝しかダメなんで。』

……光……いくら大事な用事があるからって……

ジャックはないで……

てか大事な用事ってお前、俺の放送聴くか、俺と一緒に弁当食べてるくせに………それが大事な用事←

『んで、ジャックしたんは他でもないわ。……お礼のためや』


ドンガラガッシャン!!!
あ、あ、あ、あの………光、が……お、お、お、お礼?

なんて事や……
ついに地球が滅ぶ日が着たんやな……。

ガガッ
『ちなみに今地球が滅ぶとか思っとった奴ら死刑ッスわ』


な、なんて鋭いやっちゃ…!!
光……恐ろしい後輩やっ……!!

『ほな、まあお礼ってのは前に朝の放送で男なんに男に告白した●●って人にや。』

……光?
朝って……告白されたん俺やないかい!!

『あの馬鹿見たいに真っ直ぐ告白したのに俺はかなり感動したし、勇気を貰ってん。水曜日に告白することにしたんはアンタのおかげや。おおきに』

ひ、光が成長した…!!
あ、アカン、目からなんか垂れてきた………!!

『まあ、俺は絶対にフラれても諦めませんケド。あんたと違って。知ってるんやで、1年B組に●●なんて奴おらんくらい。謙也さんに告白した奴の顔は俺はもう分かっとるわ。わざわざ声変えて全校にバレないように告白したんに残念やったな』

…光……もしかして俺に告白した奴バレてる……?
でもそれは……

て、あっ!!

『俺は本気で告白する。あんたはそこで好きな人が奪われるんを指加えてながめてろや!!』

アカンいきなり白石が壁殴ったから聴こえなかったわ放送……

『これは分かる人には分かるやろな。これはーーーーーー……』
ガタガタガタガタッ
ガッシャーン……
『ちょ、先生空気よんで……うわ……あっ!!』
ブツリ

「……………アレって……なんや?」

クラス一同が

宣戦布告

だと教えるべきか迷ったそうです。


そして

「なあ謙也……財前がいつまで経っても告白しないから俺らが発破かけてやったんに……この扱いはなんや?」

「あ〜本気やと思われてんやろな。俺らって言っても俺は応えただけやけど」

「………こんなんやったらやるんやなかった……」



























あの朝に放送室にいたのは3年2組の親友さん達だけでした。

生徒I



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