光謙リク 氷雨サマ


四天shortのキケン恋愛!キケン求婚!の続き的なのです。





「あ、おはよ謙也クン」
「あ、光!おはよ!!」
「あーほんま謙也クンはかわええなぁ。こんなかわええ謙也クンを嫁に貰えた俺は幸せ者やと思わん?あー、全世界に叫びたい。謙也クンは俺の嫁!!って。いや、全世界どころやないわ!宇宙中に広めたい!!」
「あ、朝から何変なこと口走ってんねん!ま、まだちゃんと目ェ覚めてないんちゃう?」
「んな訳ないやろー。謙也クンに会えるんに目が覚めてへんとかありえへん。そんな勿体ないことするはずないやろ?」
「ッ……………!!///」

あ ま い !!!

光って二十歳になってから俺に甘くなったけど婚約してからさらに甘なった!!
いい加減俺の心臓の爆発は近いわ!!光の馬鹿!!

「馬鹿は馬鹿でも俺は謙也クンバカやでー」
「こ、心読むなやアホ!!」
「やって読みたいし」

そういってするり、と俺の頬に触れて淡く光は微笑む。

……………心臓大爆発や!!!

「顔真っ赤……かわええ、」

ちゅ、と唇を合わせられ、目の前がスパークする。
ちなみにここは家の前で、一般人も歩いている、

公 道 で あ る


「じ、じ、じ、自重しろやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」




スッパーンという音と共に、光の頬に季節外れの綺麗なもみじが咲いた。














「やらかしたなぁ謙也」
「うっっっさい」
「お前ほんまに最近頑張ってんけどなぁ。そこらにいる女子より女子力高くなったんちゃう?料理や洗濯、掃除も出来るように頑張っててんし。けど旦那叩くんは感心せえへんでー」
「わかっっっとる」

まさか白石に目撃されるやなんて忍足謙也、一生の不覚やわ!

「あと3年もせんで一緒に暮らすし……。とりあえず慣れるように頑張るわ」
「あ、ほなこんなのはどや?」
「え、」


















「おはようさん」
「あ、おはようございます財前さっ……!?どうしたんですかその頬!」
「何その頬!財前フラれたの!?うわ、初めての経験やろ!ざまあみろや!」
「初めてやないし。二十歳になってからはプロポーズする度にフラれてたし」
「え………マジ?」
「大マジや。けどようやく最近承諾してくれてなー。相手が18になったら一緒に暮らすねん。楽しみやわー」
「え、未成年?財前ってショタコン?」
「ちゃうわ。言っておくけどな、俺は初めて会った時からずっっっと好きやったんや。俺がまだこっちに越してきた間もない頃から好きやったんや。つまり未成年の時からその子しか見てへんの。やからショタコンやないわ」
「じゃあその頬は……」
「あ、これは公道でキスしてもうたから。俺の嫁さん照れ屋さんやねん」
「……………………」
「……………………」

光のクールなイメージが会社で崩れた瞬間だった。











「お、おおおはよう!光!」
「あ、謙也クンおは、」

ちゅ

「………おはようの、キスやで!な、なんて」

ぶわああと顔に集まった熱に負けないように全力で光の顔を見上げた、ら、


「お、おぉ……」
「ふ、不意打ち、は反則やろ謙也クン……」

俺に負けないくらい真っ赤になった光が口を押さえていた。
アカン、かわええ。
白石の作戦、『やられる前にやれ』は大当たりやったっちゅー話や!

「えと、ほな俺学校あるから!」

白石に報告しようと歩きだした瞬間、ぎゅうっと腕を痛いくらい握られて振り向けば、光がエロい顔をしていた。

「なあ、謙也クン……」

ふう、と耳に息がかかってビクリと身体が震えたと思うと、ベロリと光に首を舐められた。

「!!?へ……!?」
「続きは、夜な。一瞬でも俺をかわええなんて思ったお仕置きせな」
「なっ……!!」
「行ってくるなー謙也クン」

飄々とあんなエロい雰囲気を醸し出していたのにあっさりと元に戻って行ってしまった光。
どうやら俺はまだまだ光を出し抜けないらしい。

「ちゅーかかわええって思ったん何で見抜くねん………」


「(アアアアアアア謙也クン可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い。今日の夜どう喘がしたろうかな。もう大人の玩具使ってもええかな。俺結構耐えてるんやし!つか謙也クンから愛情たっぷりのおはようのキスとか心臓止まるかっ思ったわ!!もう一生離せへん!!いや離す気もあらへんけど!!)」






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氷雨サマからのリク!
多分こんな感じで延々にウザウザなラブラブだと思う!!




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