04/10 16:30 ようやっと家族パロ



授業参観B

「四時の方向に謙也さん!!……とついでに蔵にい発見!アマに囲まれてるわ!!」
「了解!行くぜ光!リョーマ!」
「……さっきの暗々とした雰囲気はどこいったのさ」
「「宇宙の果てだ(や)!!」」
「………何なのもう」



「蔵のせいやぞ!!こんな女の子に囲まれるんは!!いい加減その無駄なイケメン顔潰せや!!」
「俺やって好きで囲まれてないわ!!つか謙也やってこの騒ぎの一因やぞ!!」
「俺が女子に囲まれる訳ないやろ!!」
「それは光とリョーマがふっ」
「蔵にい保護や!!」
「謙也にい行くよ!!」
「え?赤也?」
「俺に着いてきて。女の子撒くよ」
「リョーマ!……てか蔵大丈夫なんか。思い切り誰かさんにボディブロー決められてたよな……?」
「いいから早くして!!謙也さん!!」
「お、おお……」







「何してんの蔵にい。女の子の避けるの得意なはずじゃん」
「しゃ、しゃーないやろ……俺を好く人間ちゃうタイプがぞろぞろ増えたんやから……謙也の自覚ないから……」
「はあ!?アホ言いなや!!俺は自分で言うのも嫌なくらいモテないし!!お前らがイケメンなせいで!!」
「………光、リョーマ恨むで」
「「何のことだか」」

「…………あー……もうめんどくせぇ!!蔵にい!!会いたかったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「どわ!?あ、赤……!!アカン久しぶり過ぎて可愛い!!いつも可愛いけど今日は輪をかけて可愛い!!赤ぁぁぁぁ会いたかったでぇぇぇぇぇ」




「…………相変わらず赤也大好きやな蔵。つか最早アイツら熟年カップルやな」
「け、け、け、け、謙也、さん」
「久しぶりだね」
「ん?おお!久しぶりやな!光にリョーマ!!」
「メ、メガネ……!!」
「ああ、よく授業姿見たかったからな!!今なら視力3.0も夢やないで!!」
「も、萌えの気持ちが分かったわ……メガネ萌え……!!」
「………落ち着きなよ光にい。まあ同意はするけど」
「てか何、迎えに来てくれたん?もしかして寂しかった?」
「な!!そんなこと何があってもありえないわ絶対!!」
「そんな全否定せんでも……」
「謙也さん、俺凄い寂しかったんだけど。抱き着いていい?」
「ん?何やいつになくリョーマ素直やな!ええで!」
「なっ……!!」
「へへ……!」
「何や可愛いなリョーマ……」
「だってしばらく会えなかったしね……光にいはそんなこと無いみたいだけど」
「あ……当たり前やろ!!」
「………ふは……光」
「……何や謙也さん」
「俺家族皆と会えなかったからめちゃくちゃ寂しかった。やから、光も抱きしめたいんやけど」
「…………しゃーないッスわ」
「……さすが謙也さん。ツンデレキラー」
「………もうお前ら可愛い!!」

謙也はぎゅうっと正面から光とリョーマを抱き込んだ。
ちなみに謙也の服装がいつもより胸元が空いている服だったりする。

「「ッ…………!!」」
「可愛い弟やなあ………」
「「(……………鎖骨噛み付いてキスマークつけちゃ駄目かな)」」
「………あれ?二人とも顔赤、いっだぁぁぁぁ!!!」


「「ウザイ(ッスわ)」」

「デレたと思ったら次にこれか!!デレ時間わずか10秒!!」
「自覚がない謙也さんが悪いんや」
「右に同じだね」
「つかなして噛み付いてん……めっちゃ赤い跡二つついてんのやけど……パーカーでこれ隠れへんのやけど」
「晒しといたらいいじゃん」
「無い色気があるように見えるッスわ」
「色気はお前らイケメンの専売特許やろが!!!」
「………褒めてるそれ?」
「ほら、謙也さんは軽口でも滑ってまう残念やから」
「聞こえてんのやけど!!?」


「赤……」
「蔵にい……」

「そこ二人!!学校で何してんのや!!つかもう授業始まるやろ!!行ってこい!!」

「「はーい」」
「行ってきます!!」


「……同じ、弟なんにほんま変わるなあ」
「まあ懐いとる兄もちゃうしな。」
「何や俺が悪いんか」
「ちゃうちゃう。そやなあ、言うなれば、謙也は相手の嫌がられる性格を受け入れる兄、俺は相手が嫌がられる特性を受け入れる兄。OK?」
「……ふーん」









その後某大学


「いやー、すごかったで弟皆。めちゃくちゃ優秀やってん。可愛かったなぁ。」
「はは、そらよかったな謙也」
「おん!ちゃんと潰さなアカン奴は潰してきたしな!!」
「……待ちや謙也お前今何て言った」
「?光とリョーマに好意を抱いてた男女を捻り潰して来たって」
「お前何やってんねん!!」
「何やってんねん、って当然やろ!?ただ話すだけの可愛い女の子や友達ならええけど大人になるまでは光とリョーマは俺の者や!!誰にも渡さへん!!」
「…………えー」
「アイツらがデレるんはまだ家族だけでええの!!」
「……………謙也、気づいとる?お前もかなりブラコンやで」
「はあ?俺はブラコンやないわ!!家族想いなんや!!」
「自覚ないの!!?」





―――――――――――
授業参観では誰が誰に懐いてるかとか謙也が無自覚だったりするのをちゃちゃっと書きました。
とりあえずこれから書きたいのは光が謙也に懐くまで、赤也が白石に懐いて、白石が赤也を溺愛するに当たって的な話。
あとは冷静なリョーマが寂しくて謙也の大学に突撃する話、光の泣き虫モードになるに当たって何をどうすればなるか、あとは蔵と謙也の出会い。
たりーずの関係的な!!


………アレ?意外と多い?



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