灯台もと暗し?



泥棒。一般的にはそう呼ばれるものが大多数を占めるが、現在火の国をにぎわせているのは泥棒ではない。「怪盗」だ。「…なにが怪盗よ、世も末ね。こないだ大名の宝石の警備をしてた忍は一体何してたの?」呆れたように新聞読みながらため息をつく紅。「さあ、なんだか特殊な技持ってんだってさ。飛行みたいなね。忍術かわからないけど」「飛行…?それは確かにやっかいね。」「被害総額もかなりなもんらしいよ。金目のものばっか狙うやつだからね」「へえ。それ、男?女?」「はっきりしてないけど、女説っていうのが強いらしい」「あら、そうなの。だってよ、あんたも新聞くらい読めば?」急に私に話を振るな。「…怪盗には、興味ないし」「あんたこないだこの怪盗の討伐任務、断ってたわよね?」「うん、まあ」「なんでよ、任務断るだなんて大層なこと」「怪盗追っかけまわすほど私は落ちてないし、見たいテレビがあったから」「はあ、これが上忍だなんて。ますます世も末ね。今捕まえれば結構な英雄よ?相手、やり手の泥棒だし」「興味ないねー」よこでカカシがケラケラ笑ってる。いらついた。「やっぱり、上忍に限らずもっと忍もレベル上げすべきよね、こんな怪盗一人に手間どうなんて」じゃあその怪盗に文句タラしてるアナタも忍失格かもね。


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