浮気調査





わたしは雅治とつきあってる。もうしばしたつ。それにしても雅治はなんでわたしがいいのかな。こんなにカスな女なのに。浮気してる。絶対してる。そんな気がする


テレビでは世界の車窓からが流れてる。
いい曲だ。私も海外いきたい、、
そしたら横から規則正しい寝息が聞こえてきた。
規則正しすぎる。なんかとめてやりたくなる…
おっといけね


「殺人犯にはなるまい」



とりあえず、いまがチャンス!わたしは雅治の制服を探りはじめた



まずはポッケから…




「わ、ガムの包み紙ばっか、最悪!」

きたね、とか思っていると、まぎれてレシートが出てきた。ファミチキかよ。まあ気持ちはわかるけどね



「ゴミしか入ってない」


雅治だから女の子の名刺くらい入ってると思ったのに


ま、まさか





証拠は携帯に!?






「ふふん、あちきは雅治の寝込みにカンチョウをお見舞いした女だぜ」


雅治が寝てるのをいいことに、わたしは机の上の雅治の携帯に手を掛けた






どきどきわくわく
どきわくどきわく




「何しとるんじゃ」

ああああガッデム!なぜ起きたハゲ!


「もうちょい寝てろやハゲ」
「お前誰だよ」
標準語!コワイ




「ごめんネ、出来心」
「お前か俺にカンチョウした奴は」
「き、聞かれてたか…!」

ばれたなら仕方あるまい





「で、携帯に何の用じゃ」
「べつにい」
「ま、見せて困るものはないけえ、見てもいいぜよ」
「ええ!まじで」

浮気疑惑消滅!
そもそもどっから浮気疑惑でてきた





「なんじゃ、いいたいことあるならいいんしゃい」
「………雅治は、なんでわたしがいいの?」




雅治は目を丸くしている。どうしよう、どっかの殺人犯みたいに「誰でもよかった」とか言われたら。しにてえ



「あほじゃから」
「え」
悪口?

「あほなお前が好きじゃ」
「す…!」
好きって…!



「なんじゃ照れとるんか?」
うぜ

「べっつに」




とりあえず雅治から顔を背けた。なんか恥ずかしかったから。そんでもって照れ隠しに雅治にカンチョウをお見舞いしてやった。雅治のアナルは狭かった。おっといけね、お嬢ちゃんはこんな卑猥な言葉使っちゃいけないよおしまい。


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -