愛してる愛してる





愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる。愛ってなんやろか。どないしたら通じるんやろか。俺がもし100万回愛してるっていっても多分このとんでもなくいとおしい気持ちは伝わらん。




「…白石」

「ん―?」

「男子の欲しいものって何かな」

「…エロ本?」

「ちょっと!」

「すまん。俺に聞いてもええことないで」

「もう、だめだなあ白石は」







だってそれは謙也のための物なんやろ。せやったら俺に聞かないで謙也に聞けばええやんか。一体なんの仕打ちなんやろ。悲しくて悲しくて涙が出そうになった。あかん男としてあかんわ。堪えよ





「…あたし、いってくる!」

「…がんばりや」





彼女はニコニコ笑いながら俺から離れていく。好きな人が笑ってるのにそれが逆につらいだなんて一体人生とはなんてつらいのだろうか。今すぐにでも俺のもんにしたいなんていう欲求以外何もない。ああ、俺のこと好きになってくれればええのに。不毛や。













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