重要な任務





「ふう…」





合宿最後のドリンク作りが終わった。これで最後なんだと思ったら、なんだか悲しくなった







「あ、跡部」
「名前か」
「このドリンク渡してランニングしたら終わりだよね」
「ああ」
「…じゃあ昼御飯の支度でもするかな…」
「お、おい、待て」
「え」







食堂に行こうとしたあたしを、跡部がグイと引っ張り、引き止めた





「……何?」
「いや、お前じっとしてろ」
「は?」
「いいから!命令だ」
「……………」







なんか理不尽だ。意味わかんないよ!














「なーなー白石〜、謙也どこいったん?」
「え」
「わいより早くランニング済ませてたやん!」
「さあ、なんやろなあ。トイレちゃう?」







謙也だとか海堂だとか、足が速くて長距離が得意な奴は早めにランニングを終わらせて、今重要な任務にいっとる。






「白石!名前ちゃんはちゃんとじっとしてるん?」
「ああ、さっき跡部が引き止めてたで」
「楽しみやな、名前ちゃんどないな顔するんやろ!」






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