待て!



「いただきまーすっ」
「……げ、元気やな名前」
「うん!白石も早くたべなよー」
「名前今日はほんに元気よかねー」
「うん!」








今日もものすごくはやく終わってしまった。今は夕飯。白石と千歳と楽しく食べている








「名字!元気なのはええことやで!」
「アハハ、ですよねー渡邉先生!」








今日は加えて遅れて合宿にきた渡邉先生がむかえに座っている。






「ていうか先生来るの遅いですよー、何してたんですかー?」
「えっあはは、まあ色々や」








なんだか怪しい先生に疑問が浮かんだがあたしはとりあえず夕飯に集中した






「………はあ」








なんかやっぱり疲れた。でもご飯食べなきゃ、笑わなきゃ、








「名前?」
「……あ、千歳、何?」
「手、とまってるたい」
「…ああ、大丈夫大丈夫…」







しばらくあたしは頑張って笑いながらご飯をたべた。はあ、疲れる









「!」






皆が夕飯を食べ終えた頃、水を飲んでいたあたしは誰かに肩をたたかれた







「……?」







ふりむくと謙也がいた。









「け………!」
「あ…!おい名前!」









思わずあたしはその場から逃げだした。まだ謙也とまともに話せる気なんてしなかった








「…まて!」







あたしはそのまま食堂を出て部屋逃げようと戻ろうとした。そしたら後ろから謙也が猛スピードで追いかけて来た。え?何?リアル鬼ごっこ?








「まてー!!名前ー!!」
「や…っ何で追いかけて来るのーっ」









あたしは人生で1番のダッシュをした。死ぬ!ていうか謙也が後ろからくる!怖い!









「千歳!追っかけるで!」
「おう!」
「なー小春、俺名前があんなに走っとるの初めてみた」
「うちもや」
「なんや謙也と名前鬼ごっこしとるん?わいも混ざりたい!」





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