うすい準備
朝6時。あたしの目覚まし時計がなった。寝不足なのはなぜだろうか。原因は一つしかない。
「…………千歳」
この隣で熟睡してる巨人。合宿の準備もせずに先にねやがったのだ。おかげであたしはこいつの分の準備もしていておかげで寝たのは2時。あ〜いらつく、しかも起きないし
ドカッ
「うげ…ッ」
「起きろあほ!!」
千歳の腹に蹴を入れてあたしは朝ごはんを作りはじめた。あーもう、眠すぎる。
「………名前…、腹痛か…」
「おはよう。」
「……………」
だらだらして何にもしないんだから!だけどあたしは千歳の分のご飯もしっかりつくってあげた。心広いよね
「あれ、もうこんな時間……千歳、ちゃんと準備してる?」
「完璧ばい!」
あたしの蹴りが効いたのか、いつもよりしゃきしゃきした千歳がいた。よしよし。
「千歳、じゃあいくよ?」
「名前」
「?」
千歳が手招きしてる、あたしは素直に千歳に近づいた
ぎゅっ
「わっ、何?」
何かと思えば千歳がぎゅっとあたしを抱き締めてる。もう、時間ないのに!
「千歳、時間…」
「これから1週間、名前抱くこともできんたい、充電充電」
「……………うん」
これから1週間、いったいどうなるのか。こないだの合宿とはいろいろ変わったことが沢山ある。長い1週間になりそうだ