依存症






あたしの残したご飯は立海の丸井君によりなんとか片付けられた。はあ、もうお腹いっぱいだよ…。




「名前先輩、洗濯はじめますか?」

「あ、そうだっけ。やろっか」





大量の洗濯物を洗って乾燥機にかけるという仕事が残っている。こないだの合宿に比べれば仕事は楽だけどやっぱり大変だ。





「名字、俺も手伝おう」

「真田くん…休まなくて大丈夫?」

「自分の服も混じってるからな。手伝うべきだろう」





そういえばこないだの合宿でも真田くんはいろいろ手伝ってくれたなあ。すごく助かるんだけどあたしと桜乃ちゃんと真田くんって…激しく違和感を感じるメンバーだなあ














「よっしゃ!トランプはじめるで!」

「あ、カード折らんでくださいよ」

「謙也しっかりカードきらなあかんで」

「白石〜わいババ抜きがええ」

「……………白石〜名前は?」






ご飯を食べてあとは寝るまで自由時間となった。金ちゃんと謙也と財前はカードを配るのに必死になってて小春とユウジはネタあわせ、銀はもう寝とる。ただひとり千歳だけはなんやぶつぶつゆうとった。





「名前はマネージャー業やって」

「いつ戻ってくると?」

「さあなあ。そこまでわからへんわ」





この名前依存性はなんなんやろか。名前が元気になったから全部千歳にまかせとったけど…この二人どないな生活しとったんやろか。トイレも一緒に入ってそうなぐらい一緒におったんやと思う





「あ〜名前と部屋違うばい。かなしか―」

「……千歳」

「名前と一緒に寝たいばい…」

「………はあ」





別にばれて悪い事やないけど、名前と千歳の関係が周りにばれるのは時間の問題やなあ








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