重度の嫉妬
「え?ご飯じゃないの?」
旅館に戻ると一回の広間で皆はテレビを見てた。あれ?ご飯は?
「てめえ日程表全然みてねえだろ。だいたい普通に考えてまずは風呂だろーが」
「…あ、そっか」
そうだよね、汗まみれてご飯は嫌だよなあ。あれ?風呂ってことはいまから温泉?
「名前ちゃあああんッ」
「げっ小春」
「今から温泉や!楽しみやなあ」
「うん、そうだね。……………小春は男湯だよ…?」
「当たり前やんか〜名前ちゃんてばあほやな〜」
「あはは…」
だって小春が一緒に入ろうオーラだしてたから、しゃれにもならないよ!
さらッ
「…わッ」
急にあたしの髪に何かが触れて凄くびっくりした。何?また千歳?
「プリ」
「あ…仁王君…」
「名前先輩!ちわっす!」
「赤也君も久しぶりだね」
「お前さん、背が伸びたのう」
「……………」
「俺名前先輩と10センチくらい差がある気がするんスけど…」
「気のせいじゃない?」
なんだか本当に伸びてそうで怖くなってきた
▽
「……………………」
「なんや千歳眉間にシワ寄せて」
「…名前が……」
「今仁王と切原君と話してるなあ」
「…………むかつくばい」
「嫉妬はみっともないで」
「ばってん、今仁王が名前の髪にさわったとね!」
「重症やな」