重度の嫉妬






「え?ご飯じゃないの?」




旅館に戻ると一回の広間で皆はテレビを見てた。あれ?ご飯は?




「てめえ日程表全然みてねえだろ。だいたい普通に考えてまずは風呂だろーが」

「…あ、そっか」






そうだよね、汗まみれてご飯は嫌だよなあ。あれ?風呂ってことはいまから温泉?




「名前ちゃあああんッ」

「げっ小春」

「今から温泉や!楽しみやなあ」

「うん、そうだね。……………小春は男湯だよ…?」

「当たり前やんか〜名前ちゃんてばあほやな〜」

「あはは…」




だって小春が一緒に入ろうオーラだしてたから、しゃれにもならないよ!





さらッ





「…わッ」





急にあたしの髪に何かが触れて凄くびっくりした。何?また千歳?






「プリ」

「あ…仁王君…」

「名前先輩!ちわっす!」

「赤也君も久しぶりだね」

「お前さん、背が伸びたのう」

「……………」

「俺名前先輩と10センチくらい差がある気がするんスけど…」

「気のせいじゃない?」






なんだか本当に伸びてそうで怖くなってきた














「……………………」

「なんや千歳眉間にシワ寄せて」

「…名前が……」

「今仁王と切原君と話してるなあ」

「…………むかつくばい」

「嫉妬はみっともないで」

「ばってん、今仁王が名前の髪にさわったとね!」

「重症やな」











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