降り注ぐ終末




「なんでこっちくるのよ」
「俺もベッドで寝たい」
「だめ!ソファーで寝なさい!居候でしょ」
「…つまらん」





雅治はぶつぶついいながらソファーに向かった。何考えてるんだろう、一緒に寝るだなんて!ていうか若い男を居候させるあたしもおかしいかも


















ピピピピピ



「…………………」




朝、目覚ましで目が覚める。そして横にはなぜか雅治がいる。なぜ



「ちょっと、何してるのよ」
「……ん〜、あ、名前ちゃんおはよー」
「おはよーじゃない!早くでなさい!」
「寒い!」
「わがまま言うな!ていうか今日入学式だから起きて」





あたしはベッドからでて、着替える準備をした。雅治を部屋から追い出して新しい制服を着た。新鮮だ






「かわい―」
「ほんと?」
「よく似合うぜよ」





お世辞でもなんだか嬉しかった。





「雅治、あたしパン食べたら学校いくけど」
「俺もいく」
「なんで?」
「部活」
「なに部?」
「テニス」





やば、なんか似合う。でもテニス部なのにあんなに白いっておかしい。あたしは急いでパンをたべて、初めてのローファーにドキドキしながら雅治と家をでた




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