君がいなくちゃきっとあたしの日常は成り立たないのでしょう






気がつくとなんだかふわふわした空間にいた


あ、これ夢だ。そうか、あたし結局また待ってる間に寝ちゃったのかな


ちゃんと起きなきゃ、でも気持ちいなあ、なんでこんなにふわふわしてるんだろう


もう、起きたくないかも















違う
これは人の温かさ












「…雅治…?」
「…おはよ、名前ちゃん」
「…本物だ」
「ふ、何言っとるんじゃ」
「あったかい」
「こんな格好で寝てたら風邪ひくぜよ」
「でも、あったかいから」
「抱っこされるの、気持ちいじゃろ」
「…なんかあたし子供みたい」
「名前ちゃんかわいいナリ」
「…ありがとう」
「素直じゃな」
「ありがとう、戻ってきてくれて…」
「約束したからな」








『…クリスマスも…雅治の誕生日も…あたしの誕生日もお正月も…全部一緒…………に……』













「じゃあ、クリスマスも、お正月も、あたしの誕生日も、また一緒?」
「ああ、約束じゃ」
「約束、させてあげるよ」
「なんじゃそれ」
「ただし条件が一個」
「………」

















「ずっとここにいてね」

















君がいなくちゃ
(多分何も成り立たない)











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