世界最恐と謡われますは、
「…やだ」
「じゃ、警察な」
「ちょっと待って!」
「早く決めてほしいなり」
どうしよう!なんて条件だすんだろう!でも警察いったら親に連絡されちゃうし、めんどくさい事になるだろうし、ああもう!仕方ない!
「は、半年」
「え?」
「半年だけならいいよ」
「…ま、十分じゃな」
「警察いかないでくれる?」
「ああ、約束は約束じゃ」
仁王君は立ち上がり、ばふっとソファーにねっころがった。
「名前ってよんでいいか?」
「…仁王君て中3でしょ?」
「ああ」
「あたしより年下じゃん」
「じゃあ名前ちゃん」
「………まあいいけど」
「俺仁王君なんていやじゃ」
「え…じゃあ、雅治君?」
「君はいらん」
「……雅治」
仁王君、いや雅治は小悪魔みたいな笑顔であたしをみた。なんだかものすごいものを居候させてしまったらしい。