たった一言でさえ殺してしまえそうだね



「お願いもうやめて」





そんなあたしの嘆きにも関わらず柳君による数学指導は2時間も続いた。







「またxを二乗し忘れているぞ」
「あ〜」
「正直高1初期の数学はお遊び程度のものだぞ」






そんなんお前だけだ!
って言いたいところだったけど確かにこないだの数学の平均点80点くらいだったような…







「名前さん、腹へったっス」
「あー俺も」
「俺もじゃ。名前焼肉ー」
「あんたら出て行け」






あたしの厳しい言葉に3人がぎゃーぎゃー言い出した。うるさい!








「でももう12時か、皆お昼ご飯どうするの?」
「一応外で食事というふうに計画してたのですが」
「俺名前の手料理がいい」
「あ、俺もっス」
「俺もじゃ」





最後の三人は一体なんなんだ。








「名字、今冷蔵庫に材料は何かあるのか」
「…そうめんしかないけど」
「げっ俺そうめん嫌だぜ」
「俺もっス。夏が近づくと異常に夕飯のそうめん率高くなるんスよねー」







なんか疲れてきた…







「丸井、赤也、文句は言うな」
「そうですよ、食べさせてもらうのですから」
「あ、そうめん決定なんだ。ていうかタダ食いする気なんだね」







なんて自由な人間たちなんだろう!






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