君の腕を奪った瞬間世界は変わる



「…………」




部活が終わって名前ちゃんを探しに部室をでたら近くのベンチに名前ちゃんが寝ていた







「…おーい、」







しかも起きない。どうしたもんか。しばらく名前ちゃんの顔を眺めてみた。睫毛が長い。ほっぺがほんのり赤い。唇もピンクだ。








「…かわいいのう」








髪を触っても起きない。相当疲れとるんかのう








「…名前ちゃん」









今すぐに名前ちゃんを抱きしめたらどうなるんじゃろ。もう居候させてくれんかもな






「…起きるんじゃなかよ」









そう言ってそっと彼女に口付けた









なんだか涙がでそうになった






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