置いてきぼりの珈琲がぼくを笑う




一時間くらいで劇は終わった。雅治と相手の女の子のキスシーンはなんだか微妙な心境だったけど、楽しかったな









「…帰るか」






席を立とうとすると隣の雅治の友人Aに気が付いた。この子名前なんだろう







「…柳だ」
「えっ…」





エスパー?心を読まれた







「顔を見ればわかる」
「あ、そう…」
「雅治との暮らしはどうだ」
「…え、まあ問題ないよ」
「最近あいつは調子がいいからな」
「そうなの?」







ていうか普段は調子悪いのかな。細かいとこまで聞く気になれなかったのであたしは柳君から目を逸らした。(なんか怖いし)






「…あ、メールだ」





雅治だ。なんだろう







名前ちゃんへ
今日は打ち上げいってくる








えー打ち上げかあ。雅治いないのか。あたしも打ち上げあるんだっけ。ヒマだしいこうかな





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -