僕はきっと、君に恋をしていた




文化祭三日前になった。雅治は部活と文化祭の授業両方に出ているらしく、毎晩よる遅くにへとへとになって帰ってくるようになった。





「…名前ちゃん、疲れた」
「最近あたしより帰り遅いじゃない。大丈夫」
「名前ちゃんが膝枕してくれたら大丈夫かもしれん」
「……………」





最近雅治のセクハラ発言が気になる。でもなんか顔色悪そうだし(元から?)すごい疲れてるし、大目にみるか





「いいよ、10分だけね」
「え、ホント?」
「あとニュース見ていい?」
「仕方ないのう」





雅治はあたしの膝に頭を乗せマジ寝モードに入った。ちょっと、本気で寝る気?






「…名前ちゃん……」
「何?」
「俺、……………」
「雅治?」






喋らなくなったから顔を覗き込んだら、寝てた。






「ちょっと、雅治」
「…………………」





起きない。ていうか会話の途中で寝るなんて器用な奴だな。寝顔かわいいし






「仕方ないなあ」





あたしは最大限の力を出してでかい雅治を寝室まで引きずっていった。






「今日だけだよ」




あたしは雅治をベッドに寝かせ自分も布団に潜り込んだ。あったかい。幸せだと思った




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