息をするように恋をした





「あれが例の名前か」



参謀がノートに何か書いている。いい気分はしない。




「めずらしいな、お前がこんなに懐くなんて」
「名前ちゃんは特別じゃ」
「なー仁王、あれが例の名前だろい?すげー美人だな!」



ぶんちゃんまで近寄ってきた。ウザイ。名前ちゃんの名前を呼ばないでほしい





「いつまで彼女の所にいるんだ」
「半年」
「長いな。」
「ていうか期限決まってるのかよ」




確かにこの1ヶ月なんだか心地よくて期限が半年ってことを忘れとった。でもまああと5ヶ月もある。長すぎるくらいじゃ
















「ただいま―」
「お帰り」




ドアを開けた瞬間焼肉の匂いがしてよだれがでた。ていうか名前ちゃんまた換気扇付け忘れてるじゃろ







「雅治、肉焼けてるよ」
「お―、てか換気扇つけとる?」
「あ!忘れてた!」





名前ちゃんは急いでキッチンにいって換気扇をつけた。ああ、こんな日々が一生続けばいいのに





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