無口な彼女




部室に行ってドアを開けたらわけわからんくまが飛んできて顔面に直撃しよった。犯人はわかりきってる。あのホモ二人や。とりあえず無反応でやり過ごそうと、スルー。



「も〜光ったら反応なしやなんて悲しいわあ。名前ちゃんでさえ反応してくれたのに〜」

「ほんま無愛想やな!」



小春先輩から以外な人の名がでた。名前先輩にもこんなことしたのか、この人たちは。


「・・・なんで名前先輩」

「さっき財前とまちごうてくまなげてもうたんや。ま、無反応に近い反応やったけど」



名前先輩は何も喋らない。少しくらい話してくれてもええのに、(そうすれば俺もくまなんかに当たらずにすんだかも)



「・・・名前先輩てほんまに無口っスよね・・・・」

「名前が無口なんは今始まったことやないやろ。俺がマネージャーに誘ったときもほぼ無反応やったし」

「でも頭脳明晰、容姿端麗、他の女子にいじめられることもないんやし、ほんまに名前ちゃんがマネージャーでよかったわ」

「浮気か!死なすど!」

「何ゆうてんのユウ君」



「・・・あ、忍足先輩は?」

「謙也なら追試や」

「あほっスね・・・・」







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