楽しんだ彼女
「はあ〜っ疲れたにゃー」
「菊丸君お疲れさま」
ホントに彼は猫みたい。よく跳ねるし語尾猫だし。うん、絶対猫。
「あれ…もしかして菊丸君の試合で最後?」
「多分!四天宝寺ってもう帰んないと夜までにつかないから、合宿自体はやく終わるらしいよん」
「そっか…なんか申し訳ないなあ」
菊丸君は空のドリンクを私にわたすと、集合がかかったのでみんなのほうへいってしまった。あたしもはやく洗い物しなきゃ。水道のほうへいくと桜乃ちゃんがいた。桜乃ちゃんはホントによく働いてくれて、とっても助かったなあ。やっぱりマネージャーは多いにこしたことはないかも…
「名前先輩!お疲れ様です」
「お疲れ様。なんかあっという間だったね、合宿」
「そうですよね。でも皆さん明るくて楽しかったです。特に四天宝寺の人はみんな面白いですよね!」
「あれはただアホっていうかヘタレというか…」
でも確かに楽しかったなあ。ノーマルな青学、お笑いな四天宝寺、真面目な(一部を除く)立海、ちょっと大人っぽい?氷帝。なかなか調和がとれてていい合宿だったなあ。
「この後どういう予定だっけ…」
「着替えて荷物をもって、玄関集合です!」
「わかった。じゃあまたあとでね」