理解できない彼女


なんかよくわからなかったけど跡部がやさしかった。やっぱりあの人よくわかんないな…。ボーッとして来た道を引き返していると四天宝寺の部屋の近くの自販機の前に小春と白石と忍足がいた。



「名前ちゃん!まだおきてたん?」

「うん、ちょっとバルコニーに」

「…名前その上着…男物?」

「なんか跡部が貸してくれた」

「「「跡部!?」」」



三人は驚いた顔をして叫んだ。あたしだってびっくりだよ。



「なんか今日は機嫌よかったみたい…」

「ちゃうわ!名前ちゃんそれってやっぱり…」

「小春!ゆうたらあかん!」



小春と白石の不明なやりとり。でも忍足だけは状況が飲み込めてない顔しをしていた(アホづらだ)



「…何?二人とも」

「せや!跡部がどないしたんや」

「純粋な謙也は黙っとき。ま、名前もそのうちわかるわ」

「…?」



なんだか訳が分からず変なモヤモヤしたものだけが心に残ってしまった。






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