学んだ彼女



「皆お疲れ様です」


汗びっしょりになった皆に、順番にドリンクを渡していく。そうだ、丸井君には特別に作った濃いめのドリンクを渡さなきゃ。


「丸井君のはこれ。濃いめに作っといたから」

「お!サンキュ〜」


そのあと真田君と赤也君と仁王君と柳生君を除き、柳君、桑原君、にドリンクを渡していく。それに続き青学のみんなもドリンクを貰いに来た。




「苗字」

「あ・・・っ、手塚君」

「少し元気が出たようだな」

「え・・・・」



そういうと手塚君はドリンクを持ってコートへ戻っていった。その時一瞬、ほんの一瞬だけど、手塚君が笑ったような気がした。




「名前〜!」

「名前、ドリンクもらえるかな」

「菊丸君、不二君」

「どうしたの、ぼーっとして」




「手塚君て好い人だよね」





菊丸君と不二君から「は?」と言われた気がしたが全く気にならなかった。いやな人もいるけど、好い人もいっぱいいるんだな。







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