悩み相談する彼女



「跡部が無視する?」

「跡部が冷たい?」

「跡部がドリンク飲まない?」


『『(名前にしてはかわいい悩みやな・・・・)』』



すごいドキドキした。こんなに泣いたの久しぶりだし、こんなに自分の意見言ったのも久しぶり。言いたいこと言うってこんなにも気持ちよいことだったのか、少し感動。でもなんか皆反応がよくわかんない。白石なんて二やついてるし。なによもう。



「・・・・何、白石君」

「え!!な、なんや?」

「にやけてる・・・」

「そ、そーか?名前にしてはかわいらしい悩みや思ただけやねん」

「こらっ白石!何ゆうてるんや!」



横から忍足の激しいつっこみがはいる。なによ、みんな同じこと考えてるのかよ。人の重大な悩みに・・・・。そいえばさっきから頭に違和感を覚える。あ、千歳だ。さっきからずっとあたしの頭撫でてるのか。あたし猫じゃないよ




「跡部なんてほっとけばいいばい。気にすることなかよ」

「・・・・うん」

「ま、跡部なりの愛情表現やな」

「・・・?愛情?」

「俺、名前先輩の鈍感さにびっくりですわ」

「こら!財前!名前ちゃんに謝り!!」



小春がボカ、と財前君を殴った。なんかよくわかんないけど、すっきりしてあたしの心は真っ青な空のようだった。


(多分それは皆のおかげ)







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