爆睡した彼女
「・・・てんてき・・・?」
「てんてきちとせ・・・」
「天敵千歳!!」
「なんやそれ!むちゃおもろいな!」
「謙也!笑うんじゃなか」
「名前ちゃんの本音や」
「なんやえらい眠そうだったからなあ。にしても千歳、お前嫌われとるやん!」
「白石、うるさかよ!」
あたしがすやすや眠ってる間にこんな会話がされてたことはしるまでもない。
***
「名前―!そろそろおきいや!」
「・・・ん」
「は〜名前俺ん事どげんおもっとっと?」
白石・・・?天敵千歳?なんで二人の声が。あたしは今は一人暮らしだから家で人の声聞くことなんてないのに・・
ってここ家じゃねえ
「は!!ね、寝ちゃった!!」
やってしまった、と思いばっと起き上がると、あたしのまわりには皆がいた。
「名前ちゃんの寝顔めっちゃかわいかったで〜」
「やっぱミス四天宝寺なだけあるわ」
「謙也―!みす四天宝寺てなんなん!?」
「ちょ・・・っ、何?」
「名前の寝顔写メったで!」
「も〜ユウ君たら〜」
「あ、俺にも送っといてや」
「白石先輩がいうと変態みたいっす・・」
「そうやね。で、名前、天敵千歳てなんね?」
な、なんかよくわかんないけど・・・囲まないでほしい・・
「み・・皆セクハラ!助けて石田君!!」
その場は一瞬でおさまった。
(さすが師範)