合宿の準備をする彼女


こんな私の少し(かなり?)騒がしい毎日は以外とすぎていくのが早く、いつのまにか桜は散り五月にはいっていった。五月の始めといったら、ゴールデンウィーク。忘れてたけどそういえば白石に合宿の要項をもらった気がする。毎年恒例の合同合宿はゴールデンウィークに行われるのだ。そろそろ準備してもいいころだ。



「て、明後日じゃん 」


要項を再び見直すと、そこには明後日の日にちがきざまれている。言えよ白石。なんてやつだ。とりあえず準備しなきゃ。自分の支度はあととして、とにかく部活全体の支度をしなければならない。キーパーに、洗剤に、とにかくいろいろ。あたしの支度なんかよりずっと大変だ。



「名前?なにしとるん?」

「忍足君、合宿の準備だよ」

「合宿?あ〜なんか白石がいっとった気いするわ!」

「明後日だよ」

「え、ホンマかいな。えらい急やな」

「白石君の伝達が遅いんだよ」

「(お、めずらしい。白石の悪口ゆうとるわ)」




そのあと忍足君は荷物運びをてつだってくれた。



***



「てわけで、レギュラーは明後日から青学、氷帝、立海合同合宿や。せやからレギュラーは明日は休みな」


白石の適当な説明がだらだらつづく。レギュラーとは白石、忍足、天敵千歳、小春、ユウジ、石田君(この人はいい人だと思う。)財前君、あと新入部員の遠山君だ。明後日は5時半に学校集合かあ。早いなあ・・。あたしの頭のなかはたまり続ける録画したドラマのことばかりだった。





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