女装喫茶





「女装喫茶をやりたいです!!!!」







力強く言ったものの、クラスの反応はイマイチ。…ここはプレゼン能力発揮や!









「いや〜でもねえ、男の女装なんて…」
「委員長!このクラスのイケメン率の高さはしっとるん?大体白石が女装したら女装しなくても嫌でもファンが駆け付けるんや。それに加え、このクラスには男装時がおる!!!絶対似あうにきまっとる!」
「お、おい!アホ謙也何言ってんだよー!」
「故に、女装喫茶、推薦します!!」






委員長はしばらく考え込んでいた。




「まあ、確かに人はとれるかもなあ」
「せやろ!」
「じゃ、この意見に賛成の人手をあげてくださーい」





結果は40人中35人。








「じゃ、うちのクラスの出し物は女装喫茶にしまーす」





よっしゃああああぁぁぁあぁぁあ

















「白石君の馬鹿ー!」




そんなこんなで白石君にベソをかいてる。屋上は誰もいなくてすごしやすい。






「なんで反対してくれなかったんだよ!白石君が反対すれば嫌でも廃案になるのに!」「…しょうがないやん、名前のメイド姿みたかってんもん」
「この変態!」
「…ま、ええやん、それより、」



ぐいっ



「わ、」
「なあ、場所かえて、ちょっといちゃいちゃせん?」
「はあ!?」
「ええやん、俺限界やし」
「なんで!学校ではそういうのナシだって…っ」
「誰も見てへんて、もう下校時刻やし」
「じゃあ家でしたらいいじゃんかー!」
「このスリルがええやん」
「変態!」






私は白石君をバシっとたたいて屋上を出た。






「ごめんて」
「やだ、白石君の馬鹿」
「ま、ええやん、とにかく女装に関してはフォローしたるし」
「う、ん。…アリガト。」







なんだかんだで白石君は優しい。そのたび私の胸はあつくなった









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