変態かコラ




「よ!久しぶりー謙也!」
「え…男装時…?」
「おう!なんだよ、俺のこと忘れたのかよー」
「…男装時や、ほんまに男装時や…」
「謙、也?」
「会いたかったーー!男装時ー!」
「おわっちょっと!抱きつくなよ気持ちわりいな!」






教室に入ると思いっきり謙也に抱きつかれた、重いうえに暑い!やめろー!




ベリ



「あ」
「え」


ベリ、と私から謙也をひきはがしたのは白石君だった





「おい、なんなん白石。俺と男装時のスキンシップ邪魔するのやめてくれへん?」
「スキンシップじゃないやろ、この変態」
「お前に言われたないわ」
「ちょ、二人とも!新学期からなにしてんだよ」







なんかめんどくさそうだったから二人は放っておいた。ちなみに今日は授業は午前中のみ。授業つっても、今日は文化祭の出し物を決めるらしい。













「はいでは早速ですがー、一ヶ月後の文化祭の出し物を決めまーす。挙手してくださーい」





委員長の適当な指揮で始まった学級委員会(?)文化祭か―、女子校は劇とか合唱とかだけだったし、なんか楽しみだな






「なあ謙也、何やりたい?」
「え…えーっと」
「…?何?どしたの?」
「いや、その…」














あかん!!久々に男装時とあえてテンションマックスや!しかも文化祭の出し物…俺はたった一つ、やりたいことがあった。いややりたいというよりやってほしいもの。…それは









男装時の 女 装





「……なあ、何したいの?お前」




俺の目の前で可愛い顔で尋ねる男装時。ああもう言えるわけないやん、でも今いわな、挙手せな現実にならへんし。もう俺は自己の同性愛という性癖を真摯に受け止めた。故にもはや怖いものなんてなかった。











いまなら何でもできる。(気がする)












「はい!!!!」
「はい忍足君どうぞー」







「女装喫茶をやりたいです!!!!!!!」















「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -