ジブリオタク



今日も一日がんばりましょう@コンビニ夜勤。私の生活さすがにやばいなー昼夜逆転。学校なんて元々行ってないしいっか。さあ今日も張り切っていこう。あ、そうそうこないだのイケメンが払い忘れた11円は私が払ったよ。11円だけだけどすげー腹立つ。あーもうイライラするからジャンボソーセージ焼こう。よし、焼こう。




ピンポーン



あ、人きた。今日はどんな人だろうってデカ!何この人!でかい!ニメートルあるんじゃないかこの人。しかも下駄だよ下駄。いつの時代の人間だこいつ




「あの」
「あ。…はい」
「えーと、映画の前売り、頼むばい」
「はい、少々お待ちください」





映画の前売り…?なんで深夜に…?やっぱ深夜のコンビニって変な奴しかこないな。私は色々準備して、再び巨人のイケメン君のもとへ戻った。



「…えーと、どの映画でしょうか」
「ああ、コクリコ●から」
「あ、…はい、少々お待ちください」




ええええええジブリかい。まじか。すごいギャップだな。前売りってこいつジブ●ファンか。私は笑いをこらえてチケットを用意する。




「えー、それではお会計こちらになります」
「ん」





巨人の彼は、ポケットからガサゴソとお金を出した。財布持とうぜ財布。




「ではこちらがチケットの方になります。こちらの券をお持ちになれば前売り特典が貰えますのでご利用ください」
「え、特典?」
「え?あ、はい」
「何貰えっと?」
「え、あ、えーっと、キーホルダー、ですかね…」
「へえ、そげん特典あるとね。うれしかー」
「あ、はい」
「ありがとうな」




巨人はなぜかニッコニコして帰って行った。…変な奴。しかも博多弁…?やっぱり深夜のコンビニって面白い。そしたらなんか焦げくさいにおいがしてきて私はハッとした。



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コンビニでバイトしたことないので映画の前売りの売り方とかテキトーですすんません。ついでにコクリコ坂とか古いですよねスミマセン


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