運動不足



その後あたしは再びさんざんに連れまわされてお母さんとお母さんはお昼にはもう空港へ行きあっさりと帰っていった。まあ忙しいんだからしかたないか



「…もうだめ、疲れた…」



あたしって体力ないよなあ。ちょっとあ運動したほうがいいのかも…。あ…なんか眠くなってきた、あ〜















「は!」


ばっと目覚めるとまだ外が明るい。よかった…またこないだみたいに真夜中になってなくてよかった。…あれ?


「…7時半…なんでこんなに明るいの?」



一瞬思考回路が止まったがあたしはすぐに理解した。そうか、次の日になっちゃったんだ!あほすぎる…



「っていうか、部活遅刻!」



あたしはベットから降りるとすぐに風呂にはいって顔を洗って着替えて歯を磨いて支度をした。




ピンポーン




「誰だよこんなときに…」


あたしが必死で靴下を探しているとインターホンが鳴る。あ、もしかして白石?うん、白石だ。やばい早くしなきゃ





「名前〜おらんのか〜」

「いるいる!ちょっとたんま」



あたしは急ぎすぎていろんなところに足やら腕やらをぶつけながらやっと玄関について靴を履いた。



ガチャ



「おっそいで名前!何してたん?」

「あはは…ちょっと寝坊しちゃって…」

「あほやなあ、急がんと部活間に合わないで」

「ごめんって」

「走るで」

「え、無理」




あたしは白石に引っ張られながらいつもの登校路を走っていった。ちょっと!死ぬ死ぬ、あたし体力皆無なんだってば









「あ〜名前や!今日はおるんやなあ!」

「…おはよ…」



遠山君が大きな笑顔と声で駆け寄ってきてくれたがあたしはまともな返事を返せなかった。もうだめ、疲れた。なんか頭クラクラするし、もう白石の馬鹿




「あれ、どないしたん名前ちゃん、息きらして」

「白石がわるい」

「まあまあ、遅刻せんかったやろ?」

「………」




ああ、今から部活なんてありえない






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